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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:ベルトラン・タヴェルニエ
出演:デクスター・ゴードン、フランソワ・クリュゼ、ガブリエル・アケル、ロネット・マッキー、他
(1986年アメリカ・フランス)



人間ドラマとしても十分良質な作品ですが…
何てったって劇中のジャズ・プレイが素晴らしい!デクスター・ゴードンのテナーが素晴らしい!
…って事で、カテゴリーは『音楽』としました。

大まかな筋としては ────
名ジャズメンと謳われてはいるものの、本国アメリカでは人気を失い、アル中を拗らせた老テナー奏者がフランスのジャズクラブでドサ周りをしている ────
そのプレイヤーの大フアンであるフランス人が、何とか過去の輝かしき活動を蘇らせようと世話を焼く ────

…と、いった感じ。

しかしあれですね。
ホント、ミュージシャンってのはだらしない(笑)
…で、その割りに憎めない。

そんな老ミュージシャンをデクスター・ゴードンが絶妙に演じております。
キャラクター作りもプレイ自体も言う事無しの素晴らしさ!

音楽界という独自の人間模様とクールなジャズを味わえるオススメの一本です。
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監督:ケン・ラッセル
出演:ロジャー・ダルトリー、アン・マーグレット、オリバー・リード、エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ティナ・ターナー、ジャック・ニコルソン、キース・ムーン、ロバート・パウエル、他
(1975年イギリス)


ザ・フーのロック・オペラ『トミー』の完全映画化…と言っても、ピート・タウンゼントがケン・ラッセルに頼んで頼んで頼み込んで、ようやく引き受けてもらったというシロモノです(笑)
そりゃそうですよ…ケン・ラッセルは当時、大のクラシック音楽愛好家。
ロックなんて大嫌いだったんですからねぇ…(苦笑)

さてさて、そうした経緯の中、ラッセル監督は丸1年掛かりで脚本を完成。
製作日数1年、制作費800万ドル…全編が歌で構成されるミュージカルに超豪華なスター達。
金持ってんどぉぉ~!

内容は悲壮的なんですが、何たってロック・オペラで監督がラッセルですから、ひじょ~にカラフルな視的効果も充実。
そしてもちろん音楽も十分に楽しめる作品となっております。
元のアルバムが良いので当然ってば当然かな。

特筆するなら、ピンボールの魔術師『エルトン・ジョン』。
最高に『らしさ』が出ていて良いですっ♪

内容を意識し過ぎると憂鬱になので、出来るだけ『音楽と映像を楽しむ』に没頭すると良いかと思います。
監督:市川準
出演:ハナ肇、西山由美、犬塚弘、安田伸、桜井センリ、谷啓、植木等、他
(1988年日本)


定年間近のくたびれた会社員が、ふとしたキッカケで自分の唯一の趣味が音楽(ジャズ)だった事を思い出します。

度々通勤電車や会社で顔を合わせて、軽く挨拶をする程度の職場の同世代者や、ビル警備をしている初老の男…。
ある日の公園で、その中の1人がトロンボーンを吹いてるのを発見。
思わず声を掛けて、自分もドラムをやっている事をカミングアウトすると…何と身近にピアノやベース、ギターも居たんです。

「もしかしたら…自分の送別会でジャズを披露出来るのでは!?」

…そんな1本の流れを軸に、様々な人間模様も描かれています。
会社上層部や部下との人間関係、家庭が抱える深刻な問題、若者達の恋の行方…。

ここで注目したのが、クレイジー・キャッツの面々の音楽談義をするシーンです。
…これが完全に素なんです(笑)
目をギラギラさせながら好きなジャズメンの話で盛り上がったり、各メンバーの奏でるフレーズに耳を傾けたりする場面。
何気にこの人達のリアルな会話が再現されてるように思えます。

もちろん映画としても充実した内容ですが、クレイジー・キャッツのバンドとしての素の部分を観れるだけでも楽しめる作品です。
監督:ジュリアン・テンプル
出演:セックス・ピストルズ、他
(2000年イギリス)


『グレート・ロックンロール・スウィンドル』のジュリアン・テンプルが、真実のピストルズに迫ろうと取り組んだ意欲作。

各メンバーのコメントを元に、時代を追って映像が流れます。
ジョニー・ロットンが歌詞の構築を語るなど、今迄聞けなかった事がポンポンと出てくる出てくるっ。
シドの事を語る他のメンバーのコメントも興味深いです。

『ダサい事が美しい』

ダサいのがパンクだ!それが真の姿だ!
ボロボロの情けない服装、グチャグチャのヘアースタイル、下品な振る舞い…。
貴族国家だからこそ誕生したパンク・ロックというものが理解できます。

監督:大林宣彦
出演:林泰文、大森嘉之、浅野忠信、永掘剛敏、佐藤真一郎、他
(1992年日本)


1960年代…田舎町…高校生…バンド結成…となると、絶対的にチープな条件が揃ってます(笑)

彼等は決してカッコ良くありません。
オバカで、妙にピュアで…。
しかし映画が進むにつれ、そんな彼等がカッコ良く思えてくるのが不思議です。

リヤカーに楽器やアンプを縛り付けて運ぶ場面…。
合宿なんかしちゃって川っ縁で演奏する場面…。
寺の境内でベンチャーズ♪の場面…。
ライブでのたどたどしいMCの場面…。
どれもこれも素晴らしく粋です。

監督は、ノスタルジーチックを描いたら天下一品の大林宣彦。
ロックに興味がない人も観て損はない作品だと思いますっ。
監督:アラン・パーカー
出演:ボブ・ゲルドフ、クリスティン・ハーグリーヴス、ジェームズ・ローレンソン、エリナー・デイヴィッド、ケヴィン・マッケオン、他
(1982年イギリス)


ピンク・フロイドの実質リーダー、ロジャー・ウォーターズが映画化を企画し、それに協力したのがアラン・パーカーだってんだから、そりゃもう大騒ぎです!(何がだ?)

この映画はピンク・フロイドのアルバム『ザ・ウォール』に添った流れになってますんで、あくまでも架空の話なんですが…どう考えてもシド・バレットがモデルになってます。
…って事は、主役であるボブ・ゲルドフがシド役、って事になります。

しかしこのピンク・フロイドってバンドは、ひじょ~に長々とシドの幻想を引き摺っておりますよ、ええ。
まあフアンにとってもウケが良いだろうし、実際にシドがテーマだと面白い。
すぐに脱退してしまった結成時のバンド・リーダーなのに、延々生きているってのが、何気に女々しくてピンク・フロイドらしいです(笑)

…で、映画としては、かなりテンション高いです。
常に何かが迫り来る感じで、まさにシドの精神状態を表しているようです。
またアラン監督の演出、色彩、光と影の具合が素晴らしい!
ボブ・ゲルドフのキレっぷりも最高ですっ。
監督:テイラー・ハックフォード
出演:チャック・ベリー、キース・リチャーズ、エリック・クラプトン、リンダ・ロンシュタット、他
(1987年アメリカ)


セントルイスのフォックス・シアターで行なわれた『チャック・ベリー60歳バースデー・コンサート』の模様を中心に、インタビューやリハーサル風景などを盛り込んで『ロックンロールの王者』の姿(正体?)を浮き彫りにするドキュメンタリーです。

「イントロはキース、お前やれ。」
…で、キース・リチャーズがイントロを弾く。
「まてまて、違う!もう1回だ。」
…仕方なく、またイントロを弾く。
「違う!もう1回!」
…もう半分フテクサレながら弾く。
「違うって!こうやって弾くんだよ!」
…見本を見せるが、何が違うのかサッパリ分からない。
「分かったか?もう1回弾いてみろ。」
…既にバックバンドのメンバーもテンションが下がっている。

あのキース・リチャーズに、こんな偉そうに意見できる人…。
そう、チャック・ベリーです(笑)
『辺りの空気なんて関係ない。俺がキングだ!』
…まさにその通りでございます、はい。

キングは、どんなライブの時でもギターを1本持って1人で現れます。
そしてメンバーは、行った地域でテキトーに探す…。

まさにキング!(笑)
監督:ロバート・ワイズ
出演:ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ラス・タンブリン、リタ・モレノ、ジョージ・チャキリス、他
(1961年アメリカ)


これまた有名過ぎる名画ですね。

実は俺、基本的にミュージカルが苦手なんです。
その理由は多分、同じ考えを持つ人達と同じ理由ですよ、ええ。
『突然歌い出す』『振り付けで萎える』『いつも最後に全員出てくる』
…挙げればキリがないんですが、ミュージカル好きな方々に叩かれそうなんでこの辺で…(もうとっくに叩かれてるわいっ!)

そんな俺が、この作品を紹介する理由は…音楽です。
何せレナード・バーンスタインの音楽が素晴らしい!
この作品で流れる全ての音楽が凄過ぎますっ。

俺は一応、音楽を齧ってるんですが、このサウンドトラックに受けた影響は多大なるものがあります。
メロディーライン、ハーモニー、リズムアレンジ…どれをとっても独創的な魅力を持ってます。

何を隠そう、俺はクラシックも苦手なんですが(何で隠す必要があんの?)、ロック的な感覚で聴いても、ポップス的な感覚で聴いても、それはまさにプログレッシブ(発展的)で新鮮です。
何度聴いてもイイ!

…あっ

ちなみに映画の内容は、不良グループの抗争です(エラく簡素な説明)

監督:マイケル・ウォドレー
出演:ジョーン・バエズ、ジョー・コッカー、カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ、クロスビー・スティルス&ナッシュ、アーロ・ガスリー、他
(1970年アメリカ)


若干24歳の大富豪の御曹司、ジョン・ロバーツが10億という現金を投資して行った、歴史に残るロック・イベントです。
1969年8月15日から3日間、ニューヨーク郊外ベセルの丘にて開催されたライブには約40万人のオーディエンスが集まり、死者3人、病人5千人、出産2件という、そりゃあもう大騒ぎっ。

またこの作品は、助監督にあの名コンビ、マーチン・スコセッシ&セルマ・スクーンメイカーが携わってることにも注目したいところです。

とにかくパワフルなミュージシャン達の演奏と、オーディエンスのお祭り騒ぎっ振りを傍で楽しんで下さい。
はたして「自分もその現場に行きたい!」と思う人が何人いるでしょう?
少なくとも俺は遠慮しときます(笑)
監督:ジョナサン・デミ
出演:トーキング・ヘッズ、他
(1985年アメリカ)


ジョナサン・デミ監督の出世を導いた作品は、実はトーキング・ヘッズのライブ映画だったんですね~。
…って、俺は当時、ジョナサン・デミってロックのPVとか専属の監督だと思ってました。
まさか長編の映画を撮る人だったとは…(苦笑)

何がカッコイイって、このライブの演出が激イイっす。

何も用意されてないステージにラジカセを持ったデヴィッド・バーンが1人で登場。
そしてメンバーが1曲毎に現れ、最終的にサポート・メンバー含めて10人ほどのバンドに。
そして最後には観客まで加わるという、映画として見てる者にも全く飽きが来ない流れになっております。

あのロバート・フリップにまで影響を与えたというトーキング・ヘッズのアフリカン・ビートをどうぞ味わっちゃって下さい♪
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