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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:ポール・バーホーベン
出演:キャスパー・ヴァン・ディーン、ディナ・メイヤー、デニス・リチャーズ、ジェイク・ビジー、マイケル・アイアンサイド、他
(1998年アメリカ)



民主主義が崩壊し『軍人こそ真っ当な市民』という何やら重い設定てはあるものの、映画としての流れは痛快に楽しめる少々チープ(?)な娯楽作品(?)というか何というか…。
アメリカン・コミックから飛び出した実写、的な雰囲気もありますね。

『青春ドラマ+戦争活劇+SF+グロ』…みたいな(笑)

何たって監督がポール・バーホーベンですから苦情は皆無。
個人的には面白くて面白くて仕方のない仕様でございます。

マイケル・アイアンサイドという役者さんが出てるんですが、個人的には“スキャナーズ”を筆頭に個性的な怪演男優というイメージでいたんですが、この作品では非常に男前で硬派な軍人を豪快に演じてます。
縦社会の中の横の繋がりという関係も上手く表現されていて、友情や恩師への愛情、恋人への想い…等それなりに(?)泣けるシーンもあったりします。
しかし決して湿っぽさを引き摺ることなく気持ちを即座に痛快娯楽激に戻してくれます。

人間関係なんかで悩んでる時にスカッとしたい!…って人にはオススメかもしれません。

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監督:フランソワ・トリュフォー
出演:オスカー・ウェルナー、ジュリー・クリスティ、シリル・キューサック、アントン・ディフリング、ビー・ダッフェル、他
(1966年イギリス)


SF映画が大っ嫌いなトリュフォーが監督したSF映画として有名です。
…というわけで、雰囲気はバリバリSFチックではなく、人間模様が主体の仕様になっております。

『読書は反社会的』

まあ確かに、平和な国のテレビ放送で反社会分子が堂々と演説をするなんてのは不可能ですよね。
本っていうのは読むだけで、その時代背景、その国、その思想の様々な情報を仕入れることが可能です。
更には隣の人が読んでいる本の内容など、覗き込んで暫く盗み読みしない限り分かりません。
…もしかしたら反社会的な恐ろしい本を読んでいるかもしれません。

そこで国は、人々から本を取り上げ燃やしてしまう手段に出ました。
ちなみに451とは『451℃』。
本が自然発火する温度を示してます。

テレビだけの情報ってのは、どれも皆同じで何も面白くない。
思想も何もなく、一般的な情報のみを垂れ流すだけ…。
やはり人は本を読めないストレスを感じてくるのです。

本が無い世界でのテレビ放送、本を隠し持つ人々、それを取り締まるファイヤーマン。
なかなか独自な滑稽加減なんですが、何故か全体的にどんよりしたムードが漂う作品です。

俺は『もしもシリーズ』的な内容が好物なんですが、この作品も大のお気に入りの一つです。
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:W・G・マクミラン、レイン・キャロル、ハロルド・ウェイン・ジョーンズ、リチャード・リバティー、他
(1973年アメリカ)


ロメロ監督の、ゾンビものじゃないSFパニック映画です。

軍用機の墜落事故によって平和な町に細菌が放出されてしまいます。
それは軍の極秘細菌で、人を狂乱させる症状を勃発させるもの。

…で、米政府は事態を強引に制御すべく、兵隊(白装束)を放ちます。

何せ相手はゾンビではなく『菌に侵された人』で、外見的に症状が見えないだけに区別が困難です。
唯一の症状が『狂乱とパニック』なんですが、こんな状況下になれば健康な人間だって狂乱し、パニック状態になりますから…。

わざとらしい演出を排除し、あくまでもドキュメントタッチで進行。
それだけに、有り得ない設定なのに現実味を感じさせます。

ホラー映画とは、また異質の怖さです。
監督:デイビッド・クローネンバーグ
出演:ジェニファー・ジェイソン・リー、ジュード・ロウ、イアン・ホルム、ドン・マッケラー、ウィレム・デフォー、他
(1999年アメリカ)


舞台が近未来の設定だと『バーチャル・ゲーム』なんて、よく登場しますよね。

大概は頭にオカシな機材を付けて…とかですが、ここがクローネンバーグ…。
何と人体に穴をあけてケームポッドを挿す、という設定です。
それも腰の辺りをエアピックのような機械でガガガッと…痛そー(苦笑)

話の筋は『新作のゲームの宣伝体験会に数人が集まって…』って感じ。

何せバーチャルの世界なので、何が現実で何がゲーム内の出来事なのかが混乱します。
ゲーム内でゲームを始める…なんて事もあるので尚更です。

クローネンバーグが拘る『奇妙な物体』が続々登場。
ゲームのコントローラー自体も、オカシな生き物のようなデザインです。

最後まで気を抜くことが出来ないドキドキ感。
「大丈夫、これはゲーム」「いや、ホントにゲーム?」
ホント、不思議な感覚にさせてくれる作品です。
監督:ピーター・ガイガー
出演:ビル・キャンベル、ポピー・モンゴメリー、ダニエル・ローバック、アルバート・ホール、ウィリアム・R・モーゼス、ジョン・プロスキー、他
(1996年アメリカ※TVM)


原作はトム・ゴドウィンの『冷たい方式』。
テレビ映画だったようです。

宇宙船を軽量化する事で燃費を確保というギリギリの条件で目的地を往復する切羽詰った指令が下ります。
緊張の面持ちで飛び立ったところ…その宇宙船に密入者が!
それも階級の低い地下生活の女性…。

政府は「密航者など宇宙に放り出せ」…と。
しかし、その女性の密航には大切な理由が…。

エリート士官と下級階層の女性が宇宙空間の真っ只中で、使命と感情をぶつけ合います。

尊い命を宇宙に捨ててまで使命を果たさなければならないのか…?

究極の二択に苦しむ士官は、後に驚くべき事実を知ります。
決意を決めた士官…しかし事態は取り返しがつかないところまで悪化してしまっています…。

なんとも後味が悪い結末の作品なんですが、非常に面白い流れをもっています。


※この作品の媒体は入手困難なようです※
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・ペイリン
(1985年イギリス)


庶民は権力に立ち向かえない。
…う~む、確かに(汗)

どうやら上映当初はユニバーサル・スタジオの上層部に『ハッピーエンド』を指定され、庶民が権力に勝利する形になっちゃってたらしいんですが、後からギリアム監督が『絶望的ラスト』を再編集したらしいです。
…俺は後者しか観ていません。

そもそもこの作品は、ストーリー重視ではなく『象徴』にポイントを置いてるように思います。
テロというものの存在…入り乱れて常に邪魔臭いダクト…狂気と夢の境目…。
全てインパクトが強く、観ていて疲れるほどです(苦笑)

まあ、後味の良さを重んじる方は『ハッピーエンドバージョン』をオススメします。
『絶望バージョン』はホント絶望的なので…(笑)
監督:ニコラスローグ
出演:デビッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク、バック・ヘンリー、バーニー・ケーシー、他
(1976年イギリス)


かなり前に見た作品なんで、少し記憶が曖昧な部分もあるんですが…。
確実に記憶してるのは、異星人の悲劇を描いている…って事です。

その異星人は地球人より優れた頭脳、知識を持っていて、地球人になりすまして色んな物を開発し、地球で富と名誉を得ます。
その目的は惑星侵略のような悪意ではなく、自分の星や家族を救う為だったんです。
事は着々と良い方向に進んでました。

…しかし、地球人に恋をしてしまった事から歯車が狂います。

そのうち異星人である事を地球人に知られてしまい、気の小さな地球人は、異星人を捕らえ、生体実験を繰り返す…。

映画の出だしは異星人が何とも奇妙で不気味な存在なんですが、後半には逆に地球人が、残忍で卑劣な生物に感じてしまう…そんな印象を持った記憶があります。

悲劇の異星人を、若きデビッド・ボウイが好演しております。
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス、ラモナ・サンダース、ジュアン・フェラーラ、アドリアナ・ペイジ、他
(1973年アメリカ)


時代、国、など無設定でホドロフスキーが自由に作り上げた抒情詩。
『選ばれし者達(?)が聖なる山を目指す』という映画です。

その者達とは、盗賊、練金術師、大工場の経営者、兵器産業の支配者、戦争玩具の製造者、警視総監、建築家など様々でありながら、どこか似通ったメンバー。
その1人1人の紹介も実際の再現を見せながら行われるんですが、これまたトンチンカンで皮肉めいた雰囲気…。

しかし全ての行為や場面が無秩序なのにも拘わらず、妙に説得力があるのが不思議なんですよね。
見てるうちに、どんどん映画の世界に引き込まれていきます。

おいおい、それなのにこのオチかよっ!
…ってのがホドロフスキーらしい(笑)

下らない事までも哲学にしてしまう、この作品の摩訶不思議な世界を体験してみては如何でしょうか?
まあ、あまりオススメはしませんが…(苦笑)

監督:ポール・バーホーベン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、レイチェル・ティコティン、シャロン・ストーン、ロニー・コックス、マイケル・アイアンサイド、他
(1990年アメリカ)


調べによるとフィリップ・K・ディックの短篇『追憶売ります』をヒントに作られた作品のようです。
妄想ファンタジーが光ってます(笑)

個人的に、一言で表すなら『豪華なB級映画』って感じ?

何せ舞台は火星、だけどバーチャルの世界。
主人公にとって、まさに『想定外』のことばかりが起こります。
…で、最初の経緯は最終的に、ほぼブン投げ状態(笑)

俺はこの映画を見て、シュワルツェネッガーの表情の面白さに魅了されました。
そこいらのSFXより見てて面白い!
アメリカ人にとって彼の顔が二枚目なのかどうかは分かりませんが、とにかく『シュワルツェネッガーの顔』が主役に見えましたっ。

もちろんアクションあり、スリルあり、素晴らしいSFXありの力が入ってる作品ですが、あのバーホーベンが監督なんで…何気に別な方面に気が行ってしまいます(笑)

監督:ポール・シュレーダー
出演:デニス・ホッパー、ペネロープ・アン・ミラー、エリック・ボゴシアン、ジュリアン・サンズ、他
(1994年アメリカ)


ハリウッドの大物ゲイル・アン・ハードが製作総指揮で、監督並びに俳優陣に連なる名を見たら…これは超一流の作品では!?それなら俺が見ても何だかな~って感じかな…と思いきや!
これが何と、超一流のB級作品なんですっ(笑)
内容、演出、そしてデニス・ホッパーのヤル気もグダグダ状態で、なかなか楽しませてくれますよ、ええ。

どうやらこの作品『SFXハードボイルド/ラブクラフト』という映画の続編らしいんですが、そっちはなかなか評判が良いので全く見る気はないです(何だそりゃっ?)

いや~、こーいう作品って好感が持てます。
何と言うか憎めないんですよね~。

誰が何と言おうと、この作品のビデオはうちの家宝ですっ。
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