忍者ブログ
好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
[1] [2]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

監督:沖島勲
出演:石橋連司、原田芳雄、松尾嘉代、常田富士男、亜湖、佐藤慶(声)
(1989年日本)



バブル絶頂期、サラリーマンの出張なんて仕事なんだか遊びなんだか…。
落石事故で足止めを食らえば「何日かのんびりしてくか~」てな具合。

飛び込んだ温泉宿の夕食や風呂を楽しみ、飲み屋で女と楽しみ…。
嗚呼、何てユルい社会人(笑)

そんな男が突如拉致されます!

相手は国家権力を撲滅するために闘っている過激派。
武装して森林にキャンプを張っています。

…が、

そいつらがまたユルい(笑)

一応身代金なんぞを要求します。
何せバブル期なので、嫌々ながらもすんなり金は用意されます。
次から次と信じられない出来事が起こるのですが、何せ全てが緊張感もへったくれもなくユルい…。
そんな諸々の流れから主人公の意識は、いつの間にか脱線して行きます。

爆笑するのではなく『ニヤけるコメディー』って感じですか。
このブラック具合…妙に癖になります。
PR
監督:市川準
出演:役所広司、根津甚八、真田広之、他
(1998年日本)


かな~りブラックなコメディーです。

この映画は全く別の2人の男のオカシな行動を追います。
どちらにも共通するのは、最終的にキレちゃう…いや、イカレちゃうという感じでしょうか?
とにかく2人とも、心の底に何かしらの不満を抱いてるようです。

しかし、完全にイカレてる2人の行動を観てると…何となくですが、理解できる気持ちになるのが不思議なんです。
人間って、どこかにこんな感情があるんでしょうか?

2人の怒り衝動は、直接的に受けたものから起きているわけではなく、妄想や気分からのものです。
おいおい、フツーは辛抱出来るだろ?…って事で、極端な行動に出ます。
しかし、こんなほんの小さな事でも、根底にあった不満と重なると爆発するのもアリかもね…てな感じ。

ちょっとドラッグムービーっぽい感覚なのも魅力の1本です。
監督:マイク・ニコルズ
出演:ロビン・ウィリアムズ、ジーン・ハックマン、ネイサン・レイン、ダイアン・ウィースト、ダン・ファターマン、他
(1996年アメリカ)


ゲイのショークラブ経営者の息子と、上院議員兼道徳強化協議会の副会長の娘の結婚…。
どう考えても上手くいき難いシチュエーションですよね(苦笑)
…で、若い2人は上院議員にショークラブ経営の事を隠しつつ交際してるわけです。
しかしヒョンな事から、議員がショークラブに来る事に!

この切羽詰った事態を名優達が演じるわけです。
話の中の主な舞台はゲイが取り巻くファミリー宅なんですが、不潔感やゲテモノ感を全く臭わせない雰囲気に仕上がってます。
出てくるゲイ達にイヤラシさが無いというか…逆に意地らしく、可愛らしく思えてきます。
これは見事な演出と、演者達の実力の賜物でしょう。

オカマを演じるネイサン・レインの上手さも光ってますが、ロビン・ウィリアムズのコメディアン振りにも素晴らしいものがあります。
そして、あのジーン・ハックマンも凄い事に…!(笑)

とても良質なハートウォーミング・コメディだと思います。
監督:石井聰亙
出演:小林克也、倍賞美津子、植木等、工藤夕貴、有薗芳記、他
(1984年日本)


昔大好だった漫画『東大一直線』の作者、小林よしのりが脚本に加わったハチャメチャ具合満点の作品です。
監督は、あの『爆裂都市』の石井聰亙…まさにパンクですっ(笑)

ある家族が一戸建ての住宅に移り住むところから話は始まります。
絵に描いたように真面目な夫、異様に観葉植物を愛する妻、東大を目指してノイローゼ気味の息子、アイドルになる事に執着している娘…。
各自個性は強いものの、平和な一戸建ての生活。

…そこに夫の兄の家から追い出された父親が転がり込んできます。
さすが追い出されるだけあって、その無鉄砲で図々しい振る舞いに家庭内は混乱。
しかし心の優しい夫は、父の為に地下室を用意しようとします…それも自力で、です。

砕岩機まで買い込んで必死に穴を掘る夫。
…で、ある時

「白アリだぁぁぁぁーーーー!!!!」

ここから、最もマトモな夫までがパニック状態に陥り家族は大戦争に…!

何せこの映画、家族の誰も死なないのが不思議なくらいです(笑)
それだけ凄い戦いっぷりなんです。
一家が各自の個性を活かしつつ壮絶な戦いを繰り広げます。

何も考えずに笑いたい、ハラハラしたい時にオススメです!
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:エドモンド・グウェン、ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン、ミルドレッド・ナットウィック、ミルドレッド・ダンノック、他
(1955年アメリカ)


ヒッチコック監督の、言わずと知れた名作です。
ミステリー・コメディーってとこでしょうか。

このテの流れ…今となっては何て事なく感じますが、当時にしてみれ斬新な内容だったかと思います。
発見された死体をイジくり倒すという、フツーじゃ考え難い行動(笑)

「殺したのは自分かもしれない?」「絶対に自分が疑われる?」
悪い事は出来ないものです。
罪の意識で後ろめたさを感じた人々は死体遺棄という行動に出ます。
その姿が何とも滑稽。

死体にとっちゃあホント、災難ですよねぇ…(苦笑)
監督:ブライアン・ギブソン
出演:スティーヴン・レイ、ビリー・コノリー、ジミー・ネイル、ティモシー・スポール、ビル・ナイ、他
(1998年イギリス)


哀愁のある枯れた男達をテーマにした映画は多々あれど、この作品についてはちょっとばかり異質です。

…それは『その男達は元ロックミュージシャン』と言えば、だいたい察しがつくと思います(笑)
それもマニアックなことに、そのバンドは『知る人ぞ知るB級バンドで伝説になっている』って設定がイイ!

現役時代にビッグネームを手に入れたわけでもないので、解散してから20年…各メンバーは『完全に一般人』と化しています。
…中には勘違いをしてるメンバーもいますが(苦笑)
そして、伝説のバンドにありがちな『メンバー死亡説』。
あまりにカルトな世界に、見ていて思わずニンマリしてしまいます。

爆笑!…ってより、スットコドッコイなメンバー達に苦笑い…って感じなんですが、「このオヤジら…どうもならんなぁ~」と思いつつ見るのが楽しくて、ついつい何度もビデオを再生してしまう映画です。

どっちかって言うと、ロック好きな方にオススメの作品です。
監督:メル・ブルックス
出演:ジーン・ワイルダー、ピーター・ボイル、マーティ・フェルドマン、マデリーン・カーン、クロリス・リーチマン、他
(1974年アメリカ)


余りにも有名な『フランケンシュタイン』のパロディーです。
おおよその流れは本筋に添ってますが、細かいネタが実に下らなく、ラストなんてとんでもない結末で笑えます(笑)

雰囲気を出す為(?)に、1974年の作品でありながらモノクロ。
そして役者達の見事な怪演が、ただならぬ力作であることを示している感があります。

監督はコメディーの大御所メル・ブルックス。
大爆笑ってより苦笑いしてしまう味わいは、ブルックスならではだと思います。
見ているうちに、コメディー映画だという事を忘れてしまい、登場人物達が天然ボケをしているような錯覚に陥ります。
「コイツらって…バカ?」みたいな(笑)

何も考えずに…っていうコメディーではないですが、考えてみたりツッコンでみたりのコメディーも、たまには良いのでは?

監督:ジョン・ウォーターズ
出演:ディヴァイン、デイヴィッド・ロチャリー、ミンク・ストール、メアリー・ヴィヴィアン・ピアス、エディス・マッセイ、他
(1972年アメリカ)


巨匠(?)ジョン・ウォーターズ監督の、郊外に住むディヴァイン一家と、都会に住むマーブル兄妹の壮絶(?)な戦いを描いた作品です。
これはもう、マイナーとは言えない映画ですね。

余談ですが、TOTOのスディーブ・ルカサーがランナウェイズのシェリー・カーリーとの初デートの時、この映画をチョイスして引かれてしまったらしいです…(苦笑)

とにかくこの作品の中心であるディヴァイン一家が自ら『世界中で一番卑しい人間』と自慢してるくらいですから、下品この上ないほど下品。
少なくともカップルで見る映画ではないです(笑)

エログロ…とまでは言いませんが、その辺を客観視する自信のある方のみ御覧になって下さい。
それが出来ない場合は絶対に見ないことです…たぶん身体壊しますから(笑)

監督:サム・ライミ
出演:ブルース・キャンベル、サラ・ベリー、ダン・ヒックス、デニス・ビクスラー、他
(1987年アメリカ)


括りをコメディーにしちゃ叱られそうですが、俺にとっては立派なコメディー映画なんです(笑)

低予算で作ったにもかかわらず大ヒットした一作目にプラスアルファ(制作費)を加えた作品です。
もう、やりたいこと全部やっちゃってる感があります。

何せ流れはオカルトチックなんですが、各キャラクター(死霊も含めて)が滑稽で笑えます。
この作品を映画館で見た時に、殆ど手ぇ叩いて笑ってた記憶があります。

特に、自分の手に悪魔が乗り移ってしまい、自分の手と格闘するブルース・キャンベルが傑作です。
この部分だけ切り取って、1人芝居の小品にしても十分イケる!
見たことない方は是非御覧になってみて下さいっ。

そしてラスト(オチ)が最高っ。
けっきょく次作に繋がる場面なんですが、続きがないとしても良いエンディングだと思います。

オススメ!
監督:三谷幸喜
出演:唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、他
(1997年日本)


三谷幸喜の面白さって『凄く緻密で優れた流れを持ちつつ、ギャグがスゲェ下らない』ところだと思ってます。
出てくるギャグが、普段自分達の生活で垣間見る何てことない笑いなんです。
『わざわざギャグにしなくても…』ってのをギャグとして扱っちゃうんです。

複数が慌てふためく最中の笑える部分。
一生懸命言い訳してる時の笑える部分。
何だかんだと絡んでくる奴の笑える部分。
その他諸々…。

三谷幸喜は、たぶん人間ウォッチングが大好きなんだろうと思います。
「いるいる!こんな奴!」ってのが絶対出てきます。

内容は内容で優れた作品ですが、何せ一人一人のキャラクターが楽しめる映画だと思います。
最新コメント
[07/31 盆造(´ー`)y━・~~~]
[07/22 どん兵衛]
[05/02 盆造(´ー`)y━・~~~]
[05/01 stella]
[04/23 盆造(´ー`)y━・~~~]
最新トラックバック
Template by MY HEALING ☆彡
忍者ブログ [PR]