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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:舛田利雄
出演:丹波哲郎、黒沢年男、司葉子、由美かおる、他
(1974年日本)


ベストセラーになった五島勉原作の映画化で、前年ヒットした『日本沈没』の流れを踏む作品です。
…っていうか、1999年が来るまで『空から恐怖の大王が降ってくる』と信じてた人も多かったかと。

全体的に公害問題とその研究が主として話は展開するんですが、何せ人体的なシチュエーションが多いです。
やはり『こんな病気が…』とか『奇形児が…』とか、そう言った場面が多い方が、見る者に恐怖感を与え「これからは注意しなくては」って気にさせるんでしょうね。
一部では『70年代の説教映画』とも言われてるぐらい、緻密で鬱陶しい(苦笑)

この作品は海外でも人気があるらしく『Last Days of Planet Earth』というタイトルで媒体が売られてるらしいです。
さすが世界の丹波哲郎!(?)
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監督:押井守
出演:千葉繁、鷲尾真知子、田中秀幸、玄田哲章、兵藤まこ、他
(1987年日本)


夢と現実がランダムに交じり合っていて、ひじょ~に難解な流れの作品です。
少なくとも5回以上見ないと掴めません。
(ちなみに俺は10回以上見ましたが、まだ判明しない部分があります…苦笑)

『人と人とが突っ立って長々と会話をする』というシーンが多く、まるでゴダール映画を見ているような錯覚を起します。
その話をよ~く聞いてると突然別な世界に飛ばされてしまうものだから、またここで迷子になってしまうんです(苦笑)
危ない!と思ったら夢だった…でも助かったと思ったらまた夢で、やっぱり危ない!
そんなこんなの繰り返しです。

立ち食い蕎麦屋、腹痛、追っ手、タクシー、失神…。
数々のシチュエーションが入り混じり、リプレイしたいけど先が気になる…そして最初から見直す、の繰り返し。

ハマッたんじゃなく、解らなくて何度も見たという数少ない作品です。
監督:ディディエ・グルッセ
出演:ミシェル・ガラブリュ、リシャール・ボーランジェ、他
(1986年フランス)


リュック・ペッソンが、旧友というか弟子というか…何せ彼の助監督に付いていたディディエ・グルッセにメガホンをとらせた作品です。

研究所を突然クビになった科学者が、社会から阻害された上に家族にも馬鹿にされ、自宅に引き篭もるうちに精神が破壊されて恐ろしい事を始めます。
天才は紙一重のうちはまだ良いけれど、怒らせるとマジでヤバいです!
狂気の科学者を演じるミシェル・ガラブリュの真に迫った形相も圧巻ですっ。

この内容、けっこうビジュアル的には地味ですが現実に起こったとしたら…(汗)
“防ぎようがない”というのは、こんなに怖いものなんですね。

ちなみに…

『神風』という言葉も文字も、実際作品の中に登場しますが…う~ん…いったいどんな意味で使ったのか…。
それについてはちょっと意味不明です(苦笑)

監督:アレックス・コックス
出演:エミリオ・エステベス、ハリー・ディーン・スタントン、オリヴィア・バラシュ、トレイシー・ウォルター、サイ・リチャードソン、他
(1984年アメリカ)


こういう登場人物達が個性的な映画、大好です(笑)

『レポマン』とは、車を買ってローンが未払いになってる人から強制的に車を取り上げるという職業のことです。
『金』を取るのではなく『車』の方を取るのです。

失業中の主人公が街をブラついてる時に、ひょんな流れからレポマンの仕事を手伝わされ、「なかなか良いスジをしてる」と、抜擢されます。
そしてこの職場のメンバーは、それぞれとっても個性的。
説明するには…何とも表現する言葉が見つかりません(笑)

「それの何がSFなの?」って話ですが、御心配なく。
ちゃんとしたSF映画ですから。

…ただ、全ての関係者が凄く個性溢れていて、それがまた何とも説明のしようがない。
このままじゃ話のスジを明かしてしまう事になってしまいそうなので…(苦笑)

相変わらずハリー・ディーン・スタントンはイイ味出してます。
エミリオ・エステベスは元気なパンキッシュな不良青年を好演してます。
そしてアレックス・コックス特有のチープな世界。
不気味でもあり、滑稽でもあり、ですっ。
監督:トビー・フーパー
出演:スティーヴ・レイルズバック、マチルダ・メイ、ピーター・ファース、他
(1985年イギリス)



トビー・フーパーの作品って、実はこれしか見た事がないんです…。
けっこう名作といわれてるものが多いんですけどね~(あくまでもマニア向けですが…笑)
…で、何故にこの作品だけ見たのか、というと…単にマチルダ・メイのフアンなだけで、これと言って他に理由はありません(汗)

とりあえず“宇宙人が地球人の精気を吸い取る”的なSF作品は好きなんですよね。
前に紹介した“ボディー・スナッチャー”みたいなのとか。
何せ、惑星侵略となれば一番宇宙人っぽい方法のような気がするんです。
UFOが沢山現れてドンパチやるより、その方が何気に現実味があってゾクソゾクするんですよね。

特に宇宙人がマチルダメイだし…たまりません(笑)

監督:デビッド・クローネンバーグ
出演:ジェームズ・ウッズ、ソーニャ・スミッツ、デボラ・ハリー、他
(1982年カナダ)


デビッド・クローネンバーグの出世作ともなった、お得意の幻覚系ムービーです。
いちいちグロいし、奇妙な気分になる作品。

テレビに映ったものって「何だこりゃ?」と思ったら、ついつい見ちゃいますよね。
そんで、それがまたビックリするような内容だったら、完璧に釘付けですよね。
…でも、それを見る事によって精神にも肉体にも異常が起きていたら…。
…にしても恐いものナントカで、見続けてしまうかもしれません。

計画的に作られた麻薬のような映像…。
主人公は、それを紐解いていくうちに自ら破滅に向っていきます。
もうこれはサブリミナルなんてもんじゃありません。
何たって、人の身体までもが変異してしまうんですから。
監督:大林宣彦
出演:風間杜夫、秋吉久美子、片岡鶴太郎、永島敏行、名取裕子、他
(1988年日本)


山田太一原作の作品を市川森一が脚色し、大林宣彦の監督で映画化…という一応“巨匠揃い”の作品です。

公開当時俺はは20代になったばかりだったんですが、この作品を見た印象は“名取裕子が余計だなぁ~、雰囲気ぶち壊し…”って感じでした。
…しかし、ある程度歳を取ってから再度見てみると…“実はこの作品にとって重要な役割なのかもしれない”と思い始めたのです。
まあこんな事を書いても、この映画を見てない人には何の事やらさっぱりでしょうが、見た人には何となく分かってもらえるのではないかな?…と。

超常現象のような設定をヒューマンドラマにしてしまう流れは個人的に好みなので、若い頃はその流れのまま見たかった感があったんでしょうが、今となると主人公の挙動や作品の狙いが多少は理解できるようになり、普通に楽しめるようになった、って事でしょうか。

それにしても風間杜夫は良いです。
どこかオドオドした感じとか、変質っぽい雰囲気が(笑)
監督:フィリップ・カウフマン
出演:ドナルド・サザーランド、ブルック・アダムス、レナード・ニモイ、
ジェフ・ゴールドブラム、ヴェロニカ・カートライト、他
(1978年アメリカ)


この作品、何がイイかって出てる役者が俺の好きな人ばっかなんです(笑)
…いや、ただそれだけって訳じゃないんですが。
しかし見る前に、あまりにツボにハマる出演者揃いなので、何気に企画モノのオチャラケ映画かも?…と予想したのは確かです。
これで監督がジョン・ランディスだってなら別ですが、あのフィリップ・カウフマンですから…そんなにオバカな映画を撮るとは思えない…(笑)

“ボディ・スナッチャー”関連作品は時代の流れで“旧”“中”“新”とありますが、これは“中”です。
とても真面目に撮ってるし、役者達の演技も素晴らしいです。
(そんな事わざわざ書く必要もないとは思うけど…苦笑)

…にしても、個性派俳優が集合してるだけに各キャラも個性的だし、行動もマニアックだったりします。
ブルック・アダムスが目玉の芸を披露したり、ドナルド・サザーランドが中華料理を作ったり…。
中でも最高に個性的なのがジェフ・ゴールドブラムです。
フィリップ・カウフマンの作品では常に摩訶不思議なキャラで登場する人ですが、ちょっとイッちゃってる役をやらせたらホント見事ですっ。

…あっ…っていうか、SF作品の紹介でしたっ…すいません(汗)
いや、ちゃんとしたSF作品ですよ、ええ。
間違いないです!
監督:アンドレイ・タルコフスキー
出演:アレクサンドル・カイダノフスキー、アリーサ・フレインドリフ、アナトリー・ソロニーツィン、ニコライ・グリニコ
(1979年ソ連)


人ってのは、危険と言われる場所や、立ち入り禁止と言われる場所に行ってみたくなるものですよね。
その先に何があるのか分からない場合は尚更です。
厳重な警備を掻い潜り、途中の危険を逃れつつ、その先の何かを目指す…。
この映画は危険な“ゾーン”を命懸けで進んだ先にあるという“部屋”に希望者を連れて行く案内人“ストーカー”の話です。

“ゾーン”の危険とは何なのか?“部屋”とは何なのか?
…その答えは案内人である“ストーカー”も知りません。

“部屋”を神聖視し譲らないストーカー。
その解釈に少しずつ疑惑を抱く2人の客人。
ゴールに近付けば近付くほど客人の疑惑と不安は高まり、ついにストーカーと亀裂が生じてしまいます。
そしてそんな悲しい仕事に、ストーカーは憂鬱になります…。

自分は何の為に、こんな仕事をしてるのか?
誰かの為になっているのか?
危険な思いをしてまで続ける価値があるのか…?
監督:本多猪四郎
出演:久保明、水野久美、小泉博、太刀川寛、佐原健二、土屋嘉男、八代美紀、他
(1963年日本)


特撮監督はあの円谷英二、…って事は、ゴジラで御馴染みのコンビです。

この話は、大企業の御曹司、流行作家、助教授、ヨットマン等、優れモノで更に裕福な生活を送っている連中が、大型ヨットでの優雅な旅行中という設定で始まります。
全員が自分を過信していたが為に、嵐を避けず無理な航路をとり、見当もつかない場所の無人島に流され漂着…。

何といってもこの作品での見所は“人間の醜さ”です。
設定としてはSF映画に属すると思いますが、人間模様が恐すぎてまさにホラー映画の世界です(汗)
何せ殆どの登場人物が、身勝手で、卑怯で、嘆かわしい輩ばかり。
ある意味エリートという立場の人間達を鋭く斬った内容とも言えます。

単なる娯楽映画と思って楽観視すると、激しく憂鬱になる作品です(苦笑)
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