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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:石井聰亙
出演:陣内孝則、大江慎也、伊勢田勇人、鶴川仁美、池畑潤二、他
(1982年日本)


出演者の中に紹介がないですが、画像(右)は完全にイッちゃってる『町田町蔵(町田康)』です(笑)
他にもパンクバンド『スターリン』や、『コント赤信号』なんかも出演。

フォーク界のパンクス、泉谷しげるが企画に一枚咬んでる作品です。
何せ全てが過激。
もし世の中の常識人である親御さん達がこの映画を見たら『うちの子には絶対にロックなんてやらせない!』…と心に決めるでしょう(苦笑)

当時の邦楽ロックフアンにとって、この映画の魅力は『ルースターズとロッカーズが合体した』というネタでした。
その合体した架空のバンド『バトル・ロッカーズ』が話の主役となってます。
そして宿敵である『マッド・スターリン』。
…と言っても、こっちの方は、まんまスターリンなんですけどね(笑)

何せ、矛先構わずグッチャグチャに展開していくバトルとカッコイイ音楽が見事に融合して、若い連中に悪(わる)のカッコ良さ、ロックのダーティー加減を植え付けるという印象です。

カメラが回ると過激に振る舞い、実は裏じゃ礼儀正しいバンドマン…な~んて常識を、一発で覆してくれます(笑)

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監督:ウォルター・ヒル
出演:ラルフ・マッチオ、ジョー・セネカ、ジャミー・ガーツ、ジョー・モートン、他
(1986年アメリカ)


これはブルースが基盤となる話です。
…だからといって、悪魔とか魂とか現実離れしていて意味不明な作品、というわけではありません。
半分青春映画みたいなもんです。
何たって監督がウォルター・ヒルですから(笑)

マニアックな視点から娯楽映画を作ってしまうのがウォルター・ヒルの魅力だと思うわけですが、これまた良く出来てます。
ちょっと音楽かじってて精神年齢が低めの人は、これ見たら絶対ブルース始めると思いますよ(笑)

個人的に驚いたのは、主人公であるラルフ・マッチオがギターを弾くシーンの音が、この映画音楽も担当しているライ・クーダーだという事です。
ブルースやカリプソが得意なギタリストだと思ってたけど、クラシックなんかも凄い腕前なんですね~。

ラストにスティーブ・ヴァイが出てきて主人公とギターバトルをするシーンは、まさにウォルター・ヒル!って感じです。
『おいおいおい…』って呆れてしまう演出がまたイイんですよね(笑)
監督:アラン・パーカー
出演:ロバート・アーキンズ、マイケル・アーニー、アンジェリン・ボール、マリア・ドイル、ケネス・マクラスキー、他
(1991年アイルランド)


『ダブリンに本当のソウルを!』と立ち上がる若者達を描いた、一種の青春映画…とでも言いましょうか。
とにかく『馬鹿で血の気が多くて、それでいて憎めない奴等』の話(笑)

…で、キャスティングなんですが、バンド『コミットメンツ』のメンバーはオーディションで選ばれた人達で、殆どが役者としてもミュージシャンとしてもド素人なんです。

それにしても、何たって演奏する曲は難易度の高いソウルミュージックですから、出演者のその努力たるや尋常ではなかったことでしょう…。
しかもその血の滲む努力をしたであろう姿は、映画の中では全く出てきません。
彼等は下らない事で揉め、男女関係は荒れ、客をボコボコにしてしまう奴はいるわ、単なるバカっぷりを存分に見せてくれます。

彼等の演奏力の成長過程は、所々に出てくる練習シーンで理解することができるのです。
「あっ、今の、さっきより上手くなってる!」…みたいな。
どこぞのドラマのように、努力の過程を中途半端な専門用語を並べて散々見せつけて、当の演奏シーンは吹き替えになっちゃってる…なんてのより、よっぽと見ててスッキリするしリアリティーを感じます(笑)

どあぞ、どうにもならない若者達の成長過程を見てやって下さい。
監督:レック・コワルスキー
出演:セックス・ピストルズ、クラッシュ、ジェネレーションX、他
(1981年アメリカ)


'78年に行われたセックス・ピストルズのアメリカツアーを中心に、当時のパンクロック事情をゲリラ的に多方面から取材したドキュメンタリー映画です。
登場するパンクスは、イギー・ポップ、セックス・ピストルズ、X-レイ・スペックス、リッチ・キッズ、ジェネレーションX、シャム69、ザ・デッド・ボーイズ、ザ・クラッシュ…と、パンク好きならヨダレものですよ、ええ。

この作品の特筆すべきところは、パンクロックそのものだけではなく、バンド周辺に群がる観客、コンサートのプロモーター、自らバンドを組んでパンクを目指そうとする若者たち、反パンクの良識派、等、パンク・ムーブメントという社会現象を広範囲から見つめているという事でしょう。
パンクを知らぬ人でも、これを見れば一目瞭然!って感じです。

そして見所は、シド・ヴィシャスとナンシー・スパンゲンのロング・インタビュー。
麻薬と酒でレロレロのヨレヨレになっているシドが、カメラの前で突然いびきをかいて眠りこけてしまう…という何とも痛ましい姿が映し出されます。

ロックの歴史の一部を紐解く、一見に然りの作品ですっ。
監督:トッド・ヘインズ
出演:ユアン・マクレガー、ジョナサン・リース・マイヤーズ、他
(1998年イギリス)


モッズからサイケ、そして訪れたグラム・ロック・ムーブメント。
70年代の中の短い間ではありましたが、カラフルで強い印象を残してますよね。
ザ・フー等に絡めたモッズ系の青春映画、ピンク・フロイド等に絡めたサイケ系の青春映画…で、後のハードロックやパンク系のもの。
そしてこの作品は、限りなくデビッド・ボウイ的な若者を主人公とするグラム系の青春映画といえるでしょう。

イギー・ポップ、ロキシー・ミュージック、ニューヨーク・ドールズ等を思わせる人物達が登場し、広くも短かかったグラム族の陽の部分から陰の部分まで存分に楽しめる作品となってます。
カルチャー・ショックをスタンスとした日常とステージ…両性とも思えるラブ&ピースぶり…。
確かにこの世界は異常であり、もし長く続けば大変な世の中になってたかもしれません(笑)

ボウイの一部フアンにはかなり悪評だったようですが、その時代の若者達やロックの流れを客観的に楽しみたいなら見応えのある作品だと思います。
監督:マイケル・リンゼイ・ホッグ
出演:ビートルズ、他
(1970年イギリス)


実はこの映画、字幕付きは中学時代に映画館で見た時の1度だけで、それ以来は字幕のないものしか見ていません。
もちろん現在所有しているものも字幕なしです(泣)

この作品は、人前でライブをしなくなった後期ビートルズの、セッションやレコーディング風景を見る事ができる貴重な映像です。
字幕がなくても窺える当時のバンド内の思わしくない雰囲気が何ともはや…。
リンゴに自曲を歌って聴かせるジョージの姿…その曲が実際バンド・セッションになった時のジョンやポールの気の抜け具合…ジョンに影のように付いて歩くヨーコ…それを冷たい視線で見るポール…。

何とも見たくなかった部分を見せられてるような感もありますが、何せビートルズの音作りの全貌や素顔が見れるという意味で偉大な作品だと思います。

(この作品のDVDやビデオは入手困難の模様です)
監督:マーク・ライデル
出演:ベット・ミドラー、アラン・ベイツ、フレデリック・フォレスト、ハリー・ディーン・スタントン、他
(1979年アメリカ)


主人公の女性シンガー、ローズのモデルがジャニス・ジョプリンとの事なんで正式なカテゴリーは“伝記”という事になるんでしょうが…良い音楽と、何せベット・ミドラーのボーカルが素晴らしい事から“音楽”とさせていただきました。
もちろん反体制の空気に満ちた60年代のアメリカが舞台のロック映画となれば、設定もストーリーも十分満足できる作品となってます。

アメリカのビッグ・ボーカリストと言えば、金は唸るほどあるものの、ハードなツアーに耐える為に麻薬や酒に手を出し、生活が荒んで行く…という流れですよね。

音楽は何でも大好きで、カントリー・ミュージックをもR&Bのリズムでシャウトしてしまうローズですが、何せ“セックス、ドラッグ、ロックンロール!”を前面に出して生きているロックボーカリストは伝統的なミュージシャンには煙たがられます。
人気者なだけにワガママで、元々の性格も気性が激しいが為に人間関係も上手くいかず、より一層ドラッグ&アルコールに溺れて行きます。

素晴らしいボーカリストでありながら、人としてはどこかが欠落していたのであろうジャニスの姿をローズというボーカリストにデフォルメして、ベット・ミドラーが見事に演じています。
最低女の最期のステージが、何とも悲しく、切ないです…。
監督:岡本喜八
出演:古谷一行、財津一郎、ミッキー・カーチス、ロナルド・ネルソン、他
(1986年日本)


映画は唐突に、あの有名な「髭を生やした方が良い」…という、11歳の少女がリンカーンに宛てた手紙の朗読から始まります。
このオープニングで、この映画のテーマである“ノリ”というものを告知しているのかもしれません。


南北戦争終結後、奴隷だった黒人4人組が、バンドでひと稼ぎして故郷アフリカに帰ろうと旅立ちます。
しかし性質の悪いメキシコ商人に騙され、4人は香港行きの船に…。
出発後嬉々としていた4人ですが、何日も船で過ごすうちに朝夕の太陽の方向、船の進む方向から、本当にアフリカに向っているのだろうか?…という疑問が浮上します。
そして、そんな疑問と長い船旅が仇になり、バンドのクラリネット奏者である叔父が航海中に亡くなってしまいます。
叔父の死を悲しむのも束の間…更には船が大嵐に襲われ沈没してしまい、1人が欠けた3人は大切な楽器だけを持ち避難用のボートに…。

…その頃、日本は江戸の末期。
藩主の海郷亮勝は既に意気が下がっていて、“ええじゃないかの唄”で乱舞する民を眺めながらリズムをとり、自分も口ずさむ毎日…。
更に音楽好きな藩主は、夜な夜な“篳篥(ひちりき)”を奏でては「この大事な時に!」と、家老に叱られるという有様でした。

そして、そんな藩主の領地内に例の黒人3人が流れ着くのです…。


音楽さえあれば、国境も肌の色も関係ない。
皆で楽めばエエじゃないかっ!イェーイッ!!
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ローリング・ストーンズ、他
(1968年イギリス・フランス)


ローリング・ストーンズの名曲“悪魔を憐れむ歌”のリハーサル時に、たまたま別な所用で、あのゴダールがロンドンに訪れていた、というミラクルから生まれた作品です。
俺が初めてこの映像を見たのは20年以上前で、輸入ビデオでした。
字幕もない状況にありながら釘付けになった記憶が残ってます。

それまでの印象を覆すキースの繊細なギタープレイ…
当時のブライアン・ジョーンズの立場…
メンバー間のやり取り等をゴダールのカメラが冷静に、静かに、リアルに追います。

少なくとも“ギミー・シェルター”とは真逆の印象を持てると思います(笑)
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リヴォン・ヘルム、リチャード・マニュエル、ガース・ハドソン(ザ・バンド)他
(1978年アメリカ)


1976年11月25日、豪華ゲストを多数迎えつつウインター・ランドで行われた“ザ・バンド”の解散ライブを中心にしたドキュメント映画です。

そもそも俺自身、ザ・バンドのフアンであり、レコードはこのラスト・ワルツのサントラ以外は全て所有しています。
…何故この作品の音だけが未所有かというと、“映像を所有している”という事と“省かれてる曲が多い”“実際とは順番が変えられてる”からなんです。
あくまでもこのライブ音源は映画のサウンド・トラックであり、ライブ・アルバムとして聴くと、全くピンと来ないのです。
故に“ラスト・ワルツは映画”と解釈している次第です。

ゲストはまさに豪華で、ボブ・ディラン、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、マディ・ウォーターズ、ロニー・ホーキンズ、ドクター・ジョン、ジョニ・ミッチェル、ボビー・チャールズ、ポール・バターフィールド、ニール・ダイアモンド、ヴァン・モリソン、ロン・ウッド、リンゴ・スター…という具合。
まあ俺としては当時、動くマディ・ウォーターズやドクター・ジョンを見れただけで涙がチョチョギレ状態でしたが…(笑)

ライブ映像は勿論楽しめますが、ザ・バンドのメンバーが酔って御機嫌な状態でのインタビューや別撮影のスタジオ・ライブ等、カラフルな作品になってます。
余談ですが、マーティン・スコセッシ関連で、当時“タクシー・ドライバー”に出演していたロバート・デ・ニーロとハーヴェイ・カイテルがライブ会場に居たようです。
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