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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:レーナ・アインホルン
出演:アニエシュカ・グロホフスカ、マリア・フヴァリブク、アンジュレ・ブルゼスキー、パウエル・イヴァニツキ、他
(2005年スウェーデン)


伝記、ってよりは…
ポーランド在住のユダヤ人生存者ニーナの証言をもとに構成されたドキュメンタリーです。
…が、『事実を伝える』という意味合いではアリかなぁ~、と。

ニーナの記憶通りに進む内容は非常に淡々としており、ありがちな戦争映画とは違い別な観点から深い悲惨さを感じとれます。
こんな不幸な事実があったのか…と思うと、感慨深いものがあります。

ニーナの記憶に無い部分はあっさり端折られます。
しかし、その演出がまたリアルさを増すんですよ。

戦火の悲劇をしみじみと噛み締めたい方にはオススメの一本です。
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監督:リチャード・アッテンボロー
出演:ロバート・ダウニーJr.、ジェラルディン・チャップリン、ダン・エイクロイド、モイラ・ケリー、アンソニー・ホプキンス、他
(1992年アメリカ)


チャップリンの未亡人ウーナが、アッテンボロー監督の『ガンジー』を気に入り何度も観たらしく、そんな経緯から実現した伝記映画です。

昔の文化人というのは、今では想像を絶する不自由さと戦いつつ苦労してたんですね~。
それは映画に限らず、歌や演劇についても同様に思います。

このチャップリンにしても、アメリカで大成功しますが結局は国外追放となってしまいます。
ファシズムに反発し、それを作品にして発表した為に、FBIは政治的危険人物と判断…。
いわゆる『アカ刈り』の対象にされてしまったのです。

この映画を観てると、作品を作るのも命懸けだったんだなぁ~…と。
それだけに一つ一つ真剣に取り組んだんでしょうね。

舞台芸人から映画スターへ…パントマイムからトーキーへ…。
まさに生々しい歴史を観ることができます。
監督:ジュリアン・テンプル
出演:マルコム・マクラーレン、セックス・ピストルズ、他
(1979年イギリス)


70年代ロンドン・パンクの代表各、セックス・ピストルズの伝記…というか、おおよそはマネージャーだったマルコム・マクラーレンが作り上げたフィクションです(笑)
…でもまあ、バンドの歴史を追うという設定。

いかにパンクが偽者染みてて馬鹿馬鹿しいものか、が描かれてます。
けっきょくはバンドメンバーすら騙されていたという設定には、苦笑いするしかありません。
…っていうか、そーいう空気を楽しむ作品なんでしょうか(笑)

劇中の映像としては、『その道』の人間にとっては大変貴重なものです。
ピストルズの映像は、グレン・マトロック参加時期のデビュー時代から、最後の最後に大列車強盗犯人であるロナルド・ビッグス加入時までが綴られてます。
そして、生きてるシドの演技(?)する映像。
フアンにとっては永久保存モノでしょう。

パンク好きな人なら絶対に観てる作品だと思いますが、そうでない人も『パンクの実体(?)』を知るには良い作品だと思います。

監督:ヴァレンタイン・デイヴィス
出演:スティーブ・アレン、ドナ・リード、サミー・ディビス Jr.
(1955年アメリカ)


はっきり言って俺はジャズに疎いし、ベニイ・グッドマンをしっかり聴いた事もないのにこの作品を観ました。
観る直前は「この人の凄さ…俺に理解できるかなぁ?」という気持ちでした…で、観た…スゲェ!!

まず、ベニイ・グッドマンって人はジャム・セッションが大好き。
人種差別が蔓延する時代に、とんな人種の人とでも演奏を共にしました。
そこには「この楽器とセッションしたい!」という気持ちのみが存在していたんでしょうね。

…更に驚いたシーン。

どうやら当時のジャズってのは『踊る為の音楽』だったようで、演奏する場所はオール・スタンディングのダンス・ホール。
『観客』ってより『社交ダンス部』って感じ(笑)

しかし、ベニイ・グッドマンの演奏が始まって間もなく…
皆踊るのを止め、ステージ前に立ち尽くすんです。
ジャズ演奏を『ダンスするもの』から『聴くもの』に変えたんです。

…現在、ジャズのライブで椅子が並んでて、客が座って聴くのは当たり前ですよね。

『音楽馬鹿』『ジャズ馬鹿』『ライブ馬鹿』なベニイ・グッドマンという真のミュージシャンの姿を見れる一品ですっ♪
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、キャシー・モリアーティ、ジョー・ペシ、フランク・ヴィンセント、ニコラス・コラサント、他
(1980年アメリカ)


世界ミドル級チャンピオンの栄誉に輝き『ブロンクスの猛牛』と呼ばれた男ジェイク・ラモッタの自伝に基づく作品です。

俺はボクシングとか、あまり興味はないんですよね(苦笑)
…しかしこの作品は面白く鑑賞できました。

ボクシングで連想されるのは『ハングリー精神』。

ジェイクはホント、常に不満を抱いてます。
『判定負け』や『八百長』を余儀なくされる中、『人を信じられない』性格になってしまったようで、仕舞いには『人を人と思わない』ところまで堕ちてしまいます。

どん底に落ちても、たった一度の世界チャンプを引き摺り、周囲には影で物笑いに…。
暴れるだけ暴れて、最後には悲壮を漂わせるジェイクの人生をしみじみと御覧になってみて下さい。
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:ジェフリー・ライト、クレア・フォラーニ、マイケル・ウィンコット、他
(1996年アメリカ)


27歳で亡くなったアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの伝記映画です。
監督は画家でもあるジュリアン・シュナーベル。

何せ脇を固めるキャストが豪華過ぎです。
デニス・ホッパー、ゲイリー・オールドマン、クリストファー・ウォーケン、ウィレム・デフォー…そして何と言ってもアンディー・ウォーホール役のデビッド・ボウイ。

ニューヨークってのは、全てをビジネスで括る所ですよね。
しかし、成功=満足の人もいれば成功=ストレスの人もいるでしょう。
ジャン=ミシェル・バスキアってのは後者だったのかもしれません。

駆り立てるマネージメントや上辺だけの関係者、成功してから寄ってきた友人達…。
彼の心の支えは芸術の事しか考えない変人であるアンディー・ウォーホールのみ。
しかしそのウォーホールも死去…。
バスキアは麻薬に溺れ、翌年、まるで後を追うように亡くなります。

音楽はジョン・ケイルが担当し、彼やデイヴィッド・ボウイ、PIL、PJ・ハーヴェイ、ローリング・ストーンズ、ブライアン・イーノ、ポーグスと、雰囲気はまさにニューヨーク三昧加減です。

伝記映画にしては監督の趣向が強い作品ですが、アンダー・グランド・シーンやアーティストの悲壮を味わうならバッチリの一品かと思います。
監督:リュック・ベッソン
出演:ロザンナ・アークエット、ジャン・マルク・バール、ジャン・レノ、ポール・シェナー、セルジオ・カステリット、グリフィン・ダン、マルク・デュレ、他
(1988年フランス)


実在のフリーダイバー、ジャック・マイヨールをモデルにした伝記的映画です。
監督は、両親がダイバーで自分もダイバー経験を持つリュック・ベッソン。

話の流れとしては、ジャック・マイヨールの超人的な潜水能力、友人であるエンゾとの友情、ジョアンナとの恋…って感じなんですが、それより何より海中の美しさに目を奪われます。
やはりダイバー経験を持つ人の演出なだけに『海』に対する思いが伝わってきます。

リアルな海の美しさ…ペッソン監督の思い…ジャックの不思議な魅力が満載の傑作だと思います。
ダイブに興味がない方でも、その魅力は伝わるかと思います。

もちろんヒューマンドラマとしても見応え十分ですっ。
監督:オリバー・ストーン
出演:バル・キルマー、メグ・ライアン、ケビン・ディロン、カイル・マクラクラン、フランク・ウェイリー、他
(1991年アメリカ)


ドアーズ世代でドアーズ大好きのオリバー・ストーンが綴るジム・モリソンの半生です。
当時監督自身がヒッピームーブメントに浸かってた頃の感覚的表現が含まれているせいか、伝記の割には芸術作品っぽくなっている感もあります。
俺なんかはその後の世代になるんで、その中ダルみが少々苦痛(苦笑)

さてさて、モリソン役のバル・キルマーなんですが、こりゃ~なかなかの適任者だと思いました。
まあ見掛けもソックリなんですが、歌ってる時の表情や動きもバッチリです。
映画のために、かなり研究したのか…はたまた自分が似てるという事で、以前から意識していたのか…。
とにかく本人がそこにいるようなぐらいです。
(一方パメラ役のメグ・ライアンはどうかと思いますが…苦笑)

単にロックの歴史を知る目的で見ると余分な部分が多々あると思いますが、やはりここは『さすがオリバー・ストーン!』と、認めるしかないでしょうね(笑)

監督:スティーヴン・ウーリー
出演:レオ・グレゴリー、パディ・コンシダイン、デヴィッド・モリッシー、ベン・ウィショー、ツヴァ・ノヴォトニー、ルーク・デ・ウルフソン、モネット・メイザー、他
(2005年イギリス)


数々のヒット映画の製作に携わってたスティーヴン・ウーリー初メガホンの作品、そしてあのローリング・ストーンズの立役者であり、短い生涯を終えたブライアン・ジョーンズの伝記映画です。

病死?…麻薬中毒死?…自殺?…それとも他殺?…と、色々な予測が渦巻く中、ブライアンの友人であり、彼の自宅の専属建築家であったフランク・ソログッドが殺人を自白したのは既に有名な話ですが、まさにその全貌が描かれてます。

しかし、あれですよ…。
多少ロックスターに関わった経験があったにせよ、ここまで精神的に振り回されたら、一般人なら誰しもオカシくなっちゃうでしょうね…。
何たって相手は奇怪極まりないブライアンですからっ。

このフランクという男がブライアンにどれだけ苦労したかが、この映画を見てると、よ~く分かります。
『こりゃあ殺すかもね…』みたいな(苦笑)
何せブライアンの言動は嘘なのか本気なのかが分からない。
傍から見ていてノイローゼになっちゃいそうです。

監督:崔洋一
出演:中川安奈、石橋凌、広田玲央名、SHY、浦田賢一、他
(1989年日本)


オキナワンRockボーカリスト“喜屋武マリー”をモデルに、ベトナム戦争期の沖縄のロックバンドを描いた作品です。

ミュージッククラブ…そこに出演してるバンド…そんな輩に憧れる女の子…とくればありがちな流れなんですが、その舞台が60年代後半の沖縄となればチョイと変わってきます。

音楽をやる若者達は、各自真剣に、命懸けで必死にバンドに取り組んでました。
それにはベトナム戦争で何が起こってるのか、兵隊達がどういう精神状態にあるのか、それによってどんな事が起こるのかが分かってないと大変な事に巻き込まれてしまいます。
バンドとして稼ぎ易い環境ではあるけど、危険でもある状況…。

そして、そんな環境で生きてる奴等にロクな奴がいるわけがありません。
人を騙そうとするし、上手く交わす技量も持ってるし、常識外れのバカでもあります。
生き様がロックそのもの、って感じです。

博多、めんたいロックの出身者達が演じるオキナワン。
なかなかイケてると思いますよ。
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