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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:三池崇史
出演:石橋凌、椎名英姫、沢木哲、國村隼、石橋蓮司、他
(2000年日本)


村上龍原作の同名小説の映画化です。

何が凄いってこの作品、見てて『痛い』です。
いや、シラケる痛さじゃなく「痛てててっ!」の痛さです。

また椎名英姫って女優さん(?)の表情が、まるで血が通ってないみたいに冷めてるんですわ…。
そんな顔でケタケタ笑いながら甚振られた日にゃあ小便チビりまくりですっ。

内容的にも面白い作品ではありますが、心臓の弱い方、血が苦手な方は避けるべきかと思います。
ホント、痛いですから…(苦笑)



(商品を探してみましたが見つかりませんでした…廃盤?)
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監督:マーチン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ハーヴェイ・カイテル、ジョディ・フォスター、他
(1976年アメリカ)


『ベトナム戦争で精神をヤラレた男』という設定の作品はアメリカ映画の中に数え切れないほど存在しますが、少なくとも俺が見た作品の中では上位ランキングに位置します。
いや別にジョディー・フォスターが可愛いからとかじゃなく(いや確実にそれもありますが)…。

この主人公ってのは、冴えないタクシードライバーでして、何の変哲もない日常を日々送ってるわけですが、ある日1人の女性に一目惚れしたところから一変します。
『自分以外の人間なんて、うしろに乗せて目的地まで連れて行き降ろすだけ』…なんて事すら主人公が考えてたかどうか定かじゃないですが、とにかく『恋心を持つ』ってのは大きな変化なのは確かです。

…ただ、そこから『感情』というものに動かされ始めた主人公は、どんどん今迄とは極端に違う思考を持ち、行動に走ります。
その念は、汚れた社会を洗浄するというところまで膨れ上がりますが、結局たった一人の少女を救うという達成に終わります。

大きな事をやらかせば、話題にはなるものの、それで終わるかもしれない。
それよりも、小さな事をして深く感謝される方が、何より自分が救われる…。

そんな思いがしました。

監督:ピーター・グリーナウェイ
出演:リシャール・ボーランジェ、マイケル・ガンボン、ヘレン・ミレン、アラン・ハワード、他
(1989年イギリス・フランス)


タイトルから分る通りの登場人物と、予想通りレストランが舞台の映画です。
…ただ問題は『この映画を撮ったのはピーター・グリーナウェイ』という事です。

豪華なレストランが舞台だというのに、どんどん食欲を失います。
何故か腐食したような生臭さがプンプンします。
まあ、あくまでも個人的な感想ですが…。

全ての役者が完璧なまでのキャラクターに扮して登場します。
料理に命をかけてるコック、非道で暴れ者の泥棒、お色気たっぷりの妻、絵に描いたような御人好しの愛人…。

そして、あくまでもテーマは『食』です。
「そんなに何でも喰らうなら、これを喰らいやがれっ!」
…ってな感じで全ての幕が閉じます。

そのころには完全に食欲を失ってます…(苦笑)
監督:ルイ・マル
出演:モーリス・ロネ、ジョルジュ・プージュリー、他
(1957年フランス)


有名過ぎる名作なので、紹介の必要はないとも思います…(苦笑)

やはり悪い事って、できませんよね…。
キレイに縫った服も、そのうち糸が解れるものです。
完璧なはずだったのに…ねぇ。
監督:ジャン・ジャック・ベネックス
出演:ウイルヘルメニア・フェルナンデス、フレデリック・アンドレイ、リシャール・ボーランジェ、チュイ・アン・リュー、他
(1981年フランス)


レコーディングしない歌手の歌声を無断でテープに録音した青年…。
ある組織の極秘事項が録られたテープを探す組織と警察…。
唯一の共通点は“テープ”なんですが、その無関係のテープ2本が偶然にも繋がってしまう、という話です。

人が殺されたり狙われたりのサスペンス映画なんですが、鮮やか映像や演出が、その恐怖を忘れさせる感があります。
セットや演出のセンスの良さ、歌姫(ディーヴァ)の美しい歌声、そしてラストシーンのロマンチック具合が、何とも言えずムーディーです。

色々な流れを汲んでいるだけに、誰が見ても楽しめる作品かと思います。
監督:カーティス・ハンソン
出演:アナベラ・シオラ、レベッカ・デモーネイ、マット・マッコイ、他
(1991年アメリカ)


大概サイコ・サスペンスの殺人者の過去ってのは“おいおい、そんな事ってあるの?”…っていう、どう考えてもフィクションってパターンが多いですが、この作品の場合は“実際に有り得そうな恐怖”があれます。
何せ主要となるネタが“裁判”“自殺”“流産”“家政婦”“喘息”…と表向きは微妙に地味だし、TVをつけたらニュースでやってそうな内容だし、よくよく考えるとどっちが被害者なんだろう?…という感もあります。

そして“女性が女性を的にした復讐劇”という、これまたとんでもなく恐いシチュエーション…(苦笑)
男性からして見れば「うわっ、女って恐い!」と感じそうな上に“たぶん女性なら誰もが「自分もこうなったらやるかもしれない。」と言うのかなぁ?”と思えてしまうという、とてつもない恐怖…。

美しいサイコキラーに狙われる可愛らしい妻と、全く頼りにならない夫…。
世の男性諸君には是非、この映画を見てビビリまくってもらいたいところです(笑)
監督:ロバート・ハーモン
出演:C・トーマス・ハウエル、ルトガー・ハウアー、ジェニファー・ジェイソン・リー、他
(1986年アメリカ)


道行く車をヒッチハイクし、無差別殺人を繰り返すという恐ろしい内容です。
この作品の公開後、アメリカでヒッチハイかーが乗せてもらい難くなった…なんて話も…。
確かに、見ず知らずの人間を車という密室に乗せるなんて、何が起こるか分からない危険な話ですよね~。

間一髪で殺されずに済んだ為に犯人に狙われる事になる悲劇の主人公を好演したC・トーマス・ハウエルと、不気味にニヤつきつつ冷酷に人を殺しながら主人公をストーキングする犯人のルトガー・ハウアーの奇妙な絡みがとてもスリリングで、どんどん映画の世界に引きずり込まれます。
主人公と少々ロマンチックな関係になる少女役のジェニファー・ジェイソン・リーも、あまりに初々しく演じているだけに悲壮なヒロイン、という印象を受けます。

ダラダラとした部分は全くなく、次から次へと起こる恐怖にドキドキし通しの作品です。
監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:ジェリエッタ・マシーナ、サンドラ・ミーロ、ヴェレンティーナ・コルテーゼ、シルヴィア・コシナ、他
(1965年イタリア・フランス)


フェリーニ初のカラー作品であり、その効果を完璧に使い切るというフェリーニ独特の貪欲加減(笑)を感じる作品です。

“うちの旦那、浮気してるんじゃないかしら?”…という、どこにでも転がってるようなテーマの作品なんですが、これがフェリーニの魔法にかかると…とんでもなく不思議で、奇妙で、不気味でスリリングな映画になってしまいます。
…で、個人的カテゴリーは“サスペンス”…。

まあ筋としては本当に単純明快でして…
夫に尽くす妻→夫の様子がオカシい→浮気してるのでは?→色々な妄想が過ぎる→探偵を雇ったり→友人に相談したり→それとも自分も浮気してみようかしら?
…みたいな。

しかしながらこの流れを、独特な演出、美しいセット、素晴らしい音楽(勿論ニーノ・ロータ!)で他には類を見ない芸術作品として仕上がっているんです。
おおよそが主人公であるジュリエッタの思考が生み出す幻想なんですが、妻としての余裕を持つ事によってその奇妙な世界が消える…。
ジュリエッタの幻想が消えた時、フェリーニの世界も終わる…という具合です。

何せ見てる間、休みなくドキドキ感が続きます。
…う~ん、Il mondo meraviglioso!!
監督:ジョナサン・デミ
出演:ジェフ・ダニエルズ、メラニー・グリフィス、レイ・リオッタ他
(1986年アメリカ)


この作品を知ってる人の中には「なんでこれのカテゴリーが“サスペンス”なんだ?」…って意見もあると思いますが、まあ俺の勝手な解釈なので御了承下さい(苦笑)

当時、ジョナサン・デミという監督は“トーキング・ヘッズ”のライブ・ドキュメント映画“ストップ・メイキング・センス”を撮った人…という認識で、映画もロック系なのでは?…と、期待して見た作品です。
確かに劇中に“デビッド・バーン”、“ファイン・ヤング・カニバルズ”、“UB40”、“ニュー・オーダー”等の曲が散りばめられていて、ロック的観点からも楽しめる作品なんです。
しかし、そのBGMを聴き逃してしまうほど、映画として面白い作品だったんです。

NYのエリートビジネスマンでありながら食い逃げ癖を持つ、という奇妙な男が主人公。
そしてその食い逃げ現場をたまたま目撃した“どう見てもパンクな女”が男を誘拐する事からオカシな2人の珍道中が始まります。
食い逃げ、万引き、置き引き、飲酒運転と、その女のやる事なす事はハチャメチャで、表面的には出世街道まっしぐらな男は気が気ではありません。
しかし、その男にも隠された事実が…。

前半はノーテンキなロードムービー…という印象なんですが、後半からの流れが大変な事態に変化して、見終えた時には「あれ…最初はどんな話だっけ?」と思わせるほどの展開。
ん?…うん、いや、これはサスペンス映画なんだ!…よね?…みたいな(笑)

キャスト陣はジェフ・ダニエルズ、メラニー・グリフィスも当然の如くイイ味出してるんですが、後半で登場するレイ・リオッタのキレっぷりが素晴らしい!
あれぇ?…って感じで出てくるB級映画界の名監督“ジョン・ウォーターズ”の出演にもビックリでした。
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ガイ・ピアース、キャリー・アン・モスほか
(2000年/アメリカ)


最近(…でもないけど)見た作品の中で、面白かった1本です。

この映画は、オープニングが話の終点となります。
…というのは、話がどんどん過去に進んでいくからです。
なのでこの映画のラストが、この話の起点、となります。

実はこの映画の主人公は、ある事がキッカケで記憶が10分しか保てなくなっているんです。
10分毎に記憶がリセットされ、自分がいる場所、自分がしていた事、自分がしようとしてる事、目の前にいる人間を思い出す必要があるんです。
…っていうか思い出すのが不可能なので、あっちこっちにメモしたりポラロイドカメラで撮影したりしながら、その都度学習していかなければならないんです。

「あれ…ここはどこだ?」
「俺、何してたんだっけ?」
「俺の目の前にいる奴は誰だ?」…常にこのパターン。

しかしこの作品、こんな混乱するようなストーリーを、テンポの良い見事な演出と編集で見る者を惹き付けます。
“過去に何があったんだ?”…という流れを“次は何が起こるんだ?”…という感覚に変換してしまう、新しい趣向の作品だと思います。
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