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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:ポール・バーホーベン
出演:キャスパー・ヴァン・ディーン、ディナ・メイヤー、デニス・リチャーズ、ジェイク・ビジー、マイケル・アイアンサイド、他
(1998年アメリカ)



民主主義が崩壊し『軍人こそ真っ当な市民』という何やら重い設定てはあるものの、映画としての流れは痛快に楽しめる少々チープ(?)な娯楽作品(?)というか何というか…。
アメリカン・コミックから飛び出した実写、的な雰囲気もありますね。

『青春ドラマ+戦争活劇+SF+グロ』…みたいな(笑)

何たって監督がポール・バーホーベンですから苦情は皆無。
個人的には面白くて面白くて仕方のない仕様でございます。

マイケル・アイアンサイドという役者さんが出てるんですが、個人的には“スキャナーズ”を筆頭に個性的な怪演男優というイメージでいたんですが、この作品では非常に男前で硬派な軍人を豪快に演じてます。
縦社会の中の横の繋がりという関係も上手く表現されていて、友情や恩師への愛情、恋人への想い…等それなりに(?)泣けるシーンもあったりします。
しかし決して湿っぽさを引き摺ることなく気持ちを即座に痛快娯楽激に戻してくれます。

人間関係なんかで悩んでる時にスカッとしたい!…って人にはオススメかもしれません。

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監督:ベルトラン・タヴェルニエ
出演:デクスター・ゴードン、フランソワ・クリュゼ、ガブリエル・アケル、ロネット・マッキー、他
(1986年アメリカ・フランス)



人間ドラマとしても十分良質な作品ですが…
何てったって劇中のジャズ・プレイが素晴らしい!デクスター・ゴードンのテナーが素晴らしい!
…って事で、カテゴリーは『音楽』としました。

大まかな筋としては ────
名ジャズメンと謳われてはいるものの、本国アメリカでは人気を失い、アル中を拗らせた老テナー奏者がフランスのジャズクラブでドサ周りをしている ────
そのプレイヤーの大フアンであるフランス人が、何とか過去の輝かしき活動を蘇らせようと世話を焼く ────

…と、いった感じ。

しかしあれですね。
ホント、ミュージシャンってのはだらしない(笑)
…で、その割りに憎めない。

そんな老ミュージシャンをデクスター・ゴードンが絶妙に演じております。
キャラクター作りもプレイ自体も言う事無しの素晴らしさ!

音楽界という独自の人間模様とクールなジャズを味わえるオススメの一本です。
監督:ピーター・マーヴィス
出演: ベイ・ブルーナー、ブリック・ファイヤーストーン、クリス・アングリン、ジェームズ・フェリス、他
(2005年アメリカ)



『ホラー』ってより『アクション』ですよ、ええ。
ゾンビ?なんか病人?なんか知らないですけど、とにかく走ります。
全力疾走です。

何だか分からん病原菌に犯された連中を撃ちまくってた奴が返り血を飲んじゃって感染、…んで、刑務所に。
そっからどんどん感染しまくりで血の祭典フェスティバル。

話の流れも撮影中に急遽変更した感アリアリで、とにかくノリと勢いで撮ったって雰囲気でしょうか。
グロくて悲惨で救いようの無いラストなのに、何となくスカッとして後味の作品です(笑)

…あ、

ゾンビ?病人?との壮絶な格闘シーンで切な気なピアノが流れる演出は何気にイイ感じと思いました、はい。
監督:レーナ・アインホルン
出演:アニエシュカ・グロホフスカ、マリア・フヴァリブク、アンジュレ・ブルゼスキー、パウエル・イヴァニツキ、他
(2005年スウェーデン)


伝記、ってよりは…
ポーランド在住のユダヤ人生存者ニーナの証言をもとに構成されたドキュメンタリーです。
…が、『事実を伝える』という意味合いではアリかなぁ~、と。

ニーナの記憶通りに進む内容は非常に淡々としており、ありがちな戦争映画とは違い別な観点から深い悲惨さを感じとれます。
こんな不幸な事実があったのか…と思うと、感慨深いものがあります。

ニーナの記憶に無い部分はあっさり端折られます。
しかし、その演出がまたリアルさを増すんですよ。

戦火の悲劇をしみじみと噛み締めたい方にはオススメの一本です。
監督:沖島勲
出演:石橋連司、原田芳雄、松尾嘉代、常田富士男、亜湖、佐藤慶(声)
(1989年日本)



バブル絶頂期、サラリーマンの出張なんて仕事なんだか遊びなんだか…。
落石事故で足止めを食らえば「何日かのんびりしてくか~」てな具合。

飛び込んだ温泉宿の夕食や風呂を楽しみ、飲み屋で女と楽しみ…。
嗚呼、何てユルい社会人(笑)

そんな男が突如拉致されます!

相手は国家権力を撲滅するために闘っている過激派。
武装して森林にキャンプを張っています。

…が、

そいつらがまたユルい(笑)

一応身代金なんぞを要求します。
何せバブル期なので、嫌々ながらもすんなり金は用意されます。
次から次と信じられない出来事が起こるのですが、何せ全てが緊張感もへったくれもなくユルい…。
そんな諸々の流れから主人公の意識は、いつの間にか脱線して行きます。

爆笑するのではなく『ニヤけるコメディー』って感じですか。
このブラック具合…妙に癖になります。
監督:ジョエル・M・リード
出演:シーマス・オブライエン、リネット・シェルドン、カレン・フレイシャー、ニールズ・マクマスター、他
(1978年アメリカ)


この作品を観るにあたって、三つの覚悟が必要です。

1.グロの覚悟…
2.S衝動を抑える覚悟…
3.無駄な時間を過ごす覚悟…(笑)

見世物小屋ってのは、おおよそ怪しくてチープでインチキ臭いものです。
しかし大っぴらに批判すると大変な事に!!

…と、まあこんな内容です。
あとは決して意味を見出そうとしないで下さい。
観てる間、脳内に浮かぶのは擬音ばかり。
「うぉ~っ」「あっちゃ~っ」「げろげ~ろっ」

あくまでも超有名B級映画なので、好きな人にだけオススメですっ。
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:オスカー・ウェルナー、ジュリー・クリスティ、シリル・キューサック、アントン・ディフリング、ビー・ダッフェル、他
(1966年イギリス)


SF映画が大っ嫌いなトリュフォーが監督したSF映画として有名です。
…というわけで、雰囲気はバリバリSFチックではなく、人間模様が主体の仕様になっております。

『読書は反社会的』

まあ確かに、平和な国のテレビ放送で反社会分子が堂々と演説をするなんてのは不可能ですよね。
本っていうのは読むだけで、その時代背景、その国、その思想の様々な情報を仕入れることが可能です。
更には隣の人が読んでいる本の内容など、覗き込んで暫く盗み読みしない限り分かりません。
…もしかしたら反社会的な恐ろしい本を読んでいるかもしれません。

そこで国は、人々から本を取り上げ燃やしてしまう手段に出ました。
ちなみに451とは『451℃』。
本が自然発火する温度を示してます。

テレビだけの情報ってのは、どれも皆同じで何も面白くない。
思想も何もなく、一般的な情報のみを垂れ流すだけ…。
やはり人は本を読めないストレスを感じてくるのです。

本が無い世界でのテレビ放送、本を隠し持つ人々、それを取り締まるファイヤーマン。
なかなか独自な滑稽加減なんですが、何故か全体的にどんよりしたムードが漂う作品です。

俺は『もしもシリーズ』的な内容が好物なんですが、この作品も大のお気に入りの一つです。
監督:ジョエル・コーエン
出演:ビリー・ボブ・ソーントン、フランシス・マクドーマンド、マイケル・バダルッコ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、キャサリン・ボロウィッツ、他
(2001年アメリカ)



コーエン兄弟のスタイリッシュな作品です。

女房の兄が経営する床屋に雇われてる冴えない男が主人公です。
…この主人公、ホントに冴えてません。
極端に無口で表情は仏頂面、まるで他人と断絶してるような男です。
ただひたすら客の頭を刈るのみの毎日…。
女房が勤め先のオーナーと浮気してようと気にしない…というか、面倒なことに関わらない主義なんでしょうな。

…そんな男に、ひょんな時にベンチャービジネスの話が舞い込みます。
しかし、それをやるには投資が必要。
男は、女房の浮気相手に脅迫状を出し金を手に入れようとします。

どうせ浮気相手は金持ちだし、多少の出費は痛くもないはず。
冴えない男の、ほんのイタズラ心って感じです。

しかし、そこから流れはとんでもない方向に…!

面倒に関わらない人生を送ってきた男が次から次へと余分なことをしなきゃならなくなり、自らも余計な方向に進んで行き、最終的には悲惨な結果に…。

しかしラストで、男は満足しきった笑みを浮かべます。
少しの間でも冴えない日常から脱せた事が嬉しかったのかもしれません。
監督:マイク・リー
出演:ブレンダ・ブレッシン、ティモシー・スポール、マリアンヌ・ジャン・バプティスト、他
(1996年イギリス)


姉と子、その子の恋人、そしてもう1人の子。
弟と、その妻。

姉は幼少の頃から弟の為に稼ぎ、ろくな人生を送っていません。
父無し子が何人いるかも分からない荒れた人生を暮らしてきたけど、1人の娘と弟を愛して止まない。
そんな娘は母に反抗的で家では笑顔を見せたことがない。
弟は仕事が多忙な上に妻が異常なヒステリーで、姉に会う暇もない。
…しかし、妻のヒステリーには理由があるのです。
そんな日常の中、ある女性が母親を探し当てて姉とのコンタクト求めてきます。

決して平穏無事ではない家族の歴史…。
そんな家族だからこそ絆を深めたいところ。
…でも、互いに警戒するばかりに秘密と嘘で固められてるのです。

ひょんな事から、その全ての秘密と嘘が明かされます。
…すると、張り詰めていた空気が緩やかに解き放たれて、一気に居心地の良い日常に変化します。

監督は舞台出身のマイク・リー。
ビジュアルを飾る事なく、リアルで生々しい場面が続きます。
それだけに素直な感動を呼ぶ一品。

「人生って良いね」「そうね」

このラストの姉のセリフは、今まで観た作品の中でも上位に値します。
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、バリー・ペッパー、アダム・ゴールドバーグ、 マット・デイモン、他
(1998年アメリカ)


上質のヒューマンドラマではありますが、何せ戦争アクションのシーンが凄まじい!
全てハンドカメラでの撮影らしく、めっちゃリアルです。

息子4人が兵士として戦争に行き、その全員が死んだとなれば…家族の悲しみはもとより、その絶望感は想像を絶するでしょうね。
…で、この話の中では『ライアン』という兄弟が3名戦死。
その死亡通知を送らなければならない米軍首脳部は考えました。
生き残った末っ子のライアンを探し出し、故郷に帰そう…と。

しかし戦場のあっちこっちに散っている兵士の中から、たった一人を探し出すのは至難の業です。
…そこで、オマハビーチでの厳しい戦闘を乗り切った、優れた大尉にその指令が下ります。
その大尉は元教師。
絶対服従の真面目な人物で、更に部下をまとめるのも上手い。

しかし指令が指令だけに、さすがの大尉も苦労しながら部下を従わせ、命懸けの人探しをします。
その部下も、1人、2人、と命を落としていきます。
指令に矛盾を感じ、ライアンに怒りまで抱きつつも、使命を果たす…。

そんな葛藤を表現しながら確実な反戦を訴えてるように思います。

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