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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:ピーター・ガイガー
出演:ビル・キャンベル、ポピー・モンゴメリー、ダニエル・ローバック、アルバート・ホール、ウィリアム・R・モーゼス、ジョン・プロスキー、他
(1996年アメリカ※TVM)


原作はトム・ゴドウィンの『冷たい方式』。
テレビ映画だったようです。

宇宙船を軽量化する事で燃費を確保というギリギリの条件で目的地を往復する切羽詰った指令が下ります。
緊張の面持ちで飛び立ったところ…その宇宙船に密入者が!
それも階級の低い地下生活の女性…。

政府は「密航者など宇宙に放り出せ」…と。
しかし、その女性の密航には大切な理由が…。

エリート士官と下級階層の女性が宇宙空間の真っ只中で、使命と感情をぶつけ合います。

尊い命を宇宙に捨ててまで使命を果たさなければならないのか…?

究極の二択に苦しむ士官は、後に驚くべき事実を知ります。
決意を決めた士官…しかし事態は取り返しがつかないところまで悪化してしまっています…。

なんとも後味が悪い結末の作品なんですが、非常に面白い流れをもっています。


※この作品の媒体は入手困難なようです※
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監督:トニー・ケイ
出演:エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング、ビヴァリー・ダンジェロ、ジェニファー・リエン、イーサン・サプリー、他
(1998年アメリカ)


若者というのは多大なる感受性を持ってます。

大きなショックから人種差別に走り、頭が柔らかいだけに思想を学ぶ事で幾らでも知識が豊富になります。
暫くすると、臨機応変なオトナには止めようのない爆弾に成長してしまうのです…。

父を思想に批判的だった息子が、父を殺害された事で一変する。
けっきょく自分も父を殺した人間と同様の行動をしてしまう…。
その行動を目の当たりにした実の弟もショックを受け、兄の思想を受け継いでしまう…。

この連鎖…どこまで行っても終わりがない。
自分が思い直しても、いつの間にか次に伝染している。

どうにもならない連鎖と、どう転んでも理解されない不条理な世界。
そして悲劇のラスト…。
全く救いようがありません。

最初から最後まで、笑い飛ばせる部分が皆無の作品です。
繰り返されるこんな現状を誰も止める事は出来ないんでしょうね…。

監督:パトリス・ルコント
出演:ジェラール・ジュニョー、ジャン・ロシュフォール、アンヌ・マリー・ピザーニ、エリック・ベランジェ、フランソワーズ・ボー、他
(1987年フランス)


タレントとマネージャーってのは一年中一緒にいるうちに、仕事の関係を超えて友人や家族のような仲なのでは?…という印象があります。
この作品に登場するコンビは、まさにそんな仲。

各地をロケで渡り歩きながら、ラジオのクイズ番組を20年以上も続けている司会者とマネージャーのコンビ。
マネージャーは、ディレクター、運転手、と、全ての世話をしています。
そんな関係で長年いたら、互いの事など家族以上に分かる仲になりますよね。

…しかし、スタート当時は人気者の名司会者の人気も、長い年月とともに廃れていきます。
マネージャーには放送局から実情を通達してくる…でも、当のタレントにはプライドもあり、マネージャーとしては言い出せない…。

男同士の、とてつもない友情を描いた一品です。
(たぶん女にゃ分からねぇだろうなぁ…)
喧嘩なんて日常茶飯事…でも実は互いに相手を気遣ってたんです。

素晴らしいラストには思わず拍手したくなります。
監督:ジョルジュ・パン・コスマトス
出演:バート・ランカスター、ソフィア・ローレン、リチャード・ハリス、エヴァ・ガードナー、マーティン・シーン、他
(1976年イタリア・イギリス)


一般乗客と共に極秘の細菌を積み、走行している列車。
そんなシチュエーションにゲリラ強盗…最悪の事態ですっ。

この頃のアメリカ映画は、豪華キャストを揃えたパニック映画を次々に発表してました。
『タワーリング・インフェルノ』『エアポート'75』などなど。
そこで「ヨーロッパかて負けてへんぞ!」…と言ったかどうかは定かじゃありませんが(苦笑)
この作品も豪華キャストでございます。

この作品、小学生の頃に映画館で観たのが最初だったんですが、そんな少年期でも「ソフィア・ローレンって綺麗で色っぽい人だなぁ~」と感じたものです。
これまた艶っぽい役どころなんですよね~。

CIAは細菌の発覚や伝染を防ぐ為に、乗客もろとも消し去ろうと企てます。
そんな状況下…車内はパニック状態になり、人間の醜い本性が垣間見れたり、乱闘にまで至ったり…。
ハラハラドキドキの129分ですっ。
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、キャシー・モリアーティ、ジョー・ペシ、フランク・ヴィンセント、ニコラス・コラサント、他
(1980年アメリカ)


世界ミドル級チャンピオンの栄誉に輝き『ブロンクスの猛牛』と呼ばれた男ジェイク・ラモッタの自伝に基づく作品です。

俺はボクシングとか、あまり興味はないんですよね(苦笑)
…しかしこの作品は面白く鑑賞できました。

ボクシングで連想されるのは『ハングリー精神』。

ジェイクはホント、常に不満を抱いてます。
『判定負け』や『八百長』を余儀なくされる中、『人を信じられない』性格になってしまったようで、仕舞いには『人を人と思わない』ところまで堕ちてしまいます。

どん底に落ちても、たった一度の世界チャンプを引き摺り、周囲には影で物笑いに…。
暴れるだけ暴れて、最後には悲壮を漂わせるジェイクの人生をしみじみと御覧になってみて下さい。
監督:大林宣彦
出演:林泰文、大森嘉之、浅野忠信、永掘剛敏、佐藤真一郎、他
(1992年日本)


1960年代…田舎町…高校生…バンド結成…となると、絶対的にチープな条件が揃ってます(笑)

彼等は決してカッコ良くありません。
オバカで、妙にピュアで…。
しかし映画が進むにつれ、そんな彼等がカッコ良く思えてくるのが不思議です。

リヤカーに楽器やアンプを縛り付けて運ぶ場面…。
合宿なんかしちゃって川っ縁で演奏する場面…。
寺の境内でベンチャーズ♪の場面…。
ライブでのたどたどしいMCの場面…。
どれもこれも素晴らしく粋です。

監督は、ノスタルジーチックを描いたら天下一品の大林宣彦。
ロックに興味がない人も観て損はない作品だと思いますっ。
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:エドモンド・グウェン、ジョン・フォーサイス、シャーリー・マクレーン、ミルドレッド・ナットウィック、ミルドレッド・ダンノック、他
(1955年アメリカ)


ヒッチコック監督の、言わずと知れた名作です。
ミステリー・コメディーってとこでしょうか。

このテの流れ…今となっては何て事なく感じますが、当時にしてみれ斬新な内容だったかと思います。
発見された死体をイジくり倒すという、フツーじゃ考え難い行動(笑)

「殺したのは自分かもしれない?」「絶対に自分が疑われる?」
悪い事は出来ないものです。
罪の意識で後ろめたさを感じた人々は死体遺棄という行動に出ます。
その姿が何とも滑稽。

死体にとっちゃあホント、災難ですよねぇ…(苦笑)
監督:オリバー・ストーン
出演:マイケル・ケイン、アンドレア・マルコビッチ、他
(1981年アメリカ)


自分の身体の一部には、何かが宿っているはずですよね。
それが御主人様に見捨てられたとしたら…。

主人公が『漫画家』…失ったものが『手』ってだけに、特に手には世話になってる(?)はずです。
手を失う事で、全てを失った…と言っても過言ではない。

次々と人を殺して行く『手』は、本当に主人公が失った『手』なのか?
それとも…。

社会派映画で脚光を浴びたストーン監督の、また違う演出力が楽しめる作品ですっ。
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョナサン・プライス、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・ペイリン
(1985年イギリス)


庶民は権力に立ち向かえない。
…う~む、確かに(汗)

どうやら上映当初はユニバーサル・スタジオの上層部に『ハッピーエンド』を指定され、庶民が権力に勝利する形になっちゃってたらしいんですが、後からギリアム監督が『絶望的ラスト』を再編集したらしいです。
…俺は後者しか観ていません。

そもそもこの作品は、ストーリー重視ではなく『象徴』にポイントを置いてるように思います。
テロというものの存在…入り乱れて常に邪魔臭いダクト…狂気と夢の境目…。
全てインパクトが強く、観ていて疲れるほどです(苦笑)

まあ、後味の良さを重んじる方は『ハッピーエンドバージョン』をオススメします。
『絶望バージョン』はホント絶望的なので…(笑)
監督:ルイス・ブニュエル
出演:ジャンヌ・モロー、ミシェル・ピコリ、ジョルジュ・ジェレ、フランソワーズ・リュガーニュ、他
(1963年フランス・イタリア)


ブニュエルが描く『人間の狂気』。
人の死の模写が粋です(…という表現もどうかと思いますが)。

『小間使い』と言えば、出てくるのは『貴族』ですよね。
貴族のヘンテコリンなプライベートってのは大体想像がつく気もしますが、その風変わり振りはなかなかのものですわ。

まあ、この時代のブニュエル作品には『ファシズム』を風刺したものが多いんですが、これまた、たっぷりと皮肉が込められています。
人の死が纏わりつくサスペンスタッチなのに、相変わらずの突飛な演出で笑いも取ります。

社会風刺をしつつ、この人を小馬鹿にしたような流れが魅力なんすよね~(笑)
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