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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:ジョナサン・デミ
出演:トーキング・ヘッズ、他
(1985年アメリカ)


ジョナサン・デミ監督の出世を導いた作品は、実はトーキング・ヘッズのライブ映画だったんですね~。
…って、俺は当時、ジョナサン・デミってロックのPVとか専属の監督だと思ってました。
まさか長編の映画を撮る人だったとは…(苦笑)

何がカッコイイって、このライブの演出が激イイっす。

何も用意されてないステージにラジカセを持ったデヴィッド・バーンが1人で登場。
そしてメンバーが1曲毎に現れ、最終的にサポート・メンバー含めて10人ほどのバンドに。
そして最後には観客まで加わるという、映画として見てる者にも全く飽きが来ない流れになっております。

あのロバート・フリップにまで影響を与えたというトーキング・ヘッズのアフリカン・ビートをどうぞ味わっちゃって下さい♪
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監督:崔洋一
出演:中川安奈、石橋凌、広田玲央名、SHY、浦田賢一、他
(1989年日本)


オキナワンRockボーカリスト“喜屋武マリー”をモデルに、ベトナム戦争期の沖縄のロックバンドを描いた作品です。

ミュージッククラブ…そこに出演してるバンド…そんな輩に憧れる女の子…とくればありがちな流れなんですが、その舞台が60年代後半の沖縄となればチョイと変わってきます。

音楽をやる若者達は、各自真剣に、命懸けで必死にバンドに取り組んでました。
それにはベトナム戦争で何が起こってるのか、兵隊達がどういう精神状態にあるのか、それによってどんな事が起こるのかが分かってないと大変な事に巻き込まれてしまいます。
バンドとして稼ぎ易い環境ではあるけど、危険でもある状況…。

そして、そんな環境で生きてる奴等にロクな奴がいるわけがありません。
人を騙そうとするし、上手く交わす技量も持ってるし、常識外れのバカでもあります。
生き様がロックそのもの、って感じです。

博多、めんたいロックの出身者達が演じるオキナワン。
なかなかイケてると思いますよ。
監督:舛田利雄
出演:丹波哲郎、黒沢年男、司葉子、由美かおる、他
(1974年日本)


ベストセラーになった五島勉原作の映画化で、前年ヒットした『日本沈没』の流れを踏む作品です。
…っていうか、1999年が来るまで『空から恐怖の大王が降ってくる』と信じてた人も多かったかと。

全体的に公害問題とその研究が主として話は展開するんですが、何せ人体的なシチュエーションが多いです。
やはり『こんな病気が…』とか『奇形児が…』とか、そう言った場面が多い方が、見る者に恐怖感を与え「これからは注意しなくては」って気にさせるんでしょうね。
一部では『70年代の説教映画』とも言われてるぐらい、緻密で鬱陶しい(苦笑)

この作品は海外でも人気があるらしく『Last Days of Planet Earth』というタイトルで媒体が売られてるらしいです。
さすが世界の丹波哲郎!(?)
監督:三谷幸喜
出演:唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、他
(1997年日本)


三谷幸喜の面白さって『凄く緻密で優れた流れを持ちつつ、ギャグがスゲェ下らない』ところだと思ってます。
出てくるギャグが、普段自分達の生活で垣間見る何てことない笑いなんです。
『わざわざギャグにしなくても…』ってのをギャグとして扱っちゃうんです。

複数が慌てふためく最中の笑える部分。
一生懸命言い訳してる時の笑える部分。
何だかんだと絡んでくる奴の笑える部分。
その他諸々…。

三谷幸喜は、たぶん人間ウォッチングが大好きなんだろうと思います。
「いるいる!こんな奴!」ってのが絶対出てきます。

内容は内容で優れた作品ですが、何せ一人一人のキャラクターが楽しめる映画だと思います。
監督:テリー・ギリアム
出演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ、ブラッド・ピット、クリストファー・プラマー、ジョン・セダ、他
(1995年アメリカ)


まるでテレポーテーションのようにめまぐるしく場面が変化するテリー・ギリアム監督お得意の作品です。
いや~ホント、見始めたら全く目が離せませんよ、ええ。

ある時代に起こった大きな事件を解明する為に、過去に送り込まれた男が右往左往しながら任務を果たします。
タイムマシーンが未完全という事からオカシな時代に飛ばされちゃったりして、もう大変。

そもそも突然現れた不審人物がワケのわからない事を口走れば、周囲の人達が普通に扱ってくれるわけがありません。
それを絶体絶命のピンチが最高に似合う名優、ブルース・ウィリスが好演しております。
ガセの情報を教えられ、狙った獲物は全く的外れ…。
とことんツイてない主人公ですわ、まったく。

俺はこの作品で初めて『演じるブラッド・ピット』を見たんですが、これまた最高です。
もう完全にキレちゃっててイカレた野郎そのもの!(笑)
すっかりフアンになっちゃいました。

本筋はシリアスなんですが、何とも間抜けな雰囲気を上手く表現しています。
名監督と名優が作り上げた『さすがA級品』って感じです。

監督:ミロシュ・フォアマン
出演:ジェームズ・キャグニー、ブラッド・ダリフ、モーゼス・ガン、エリザベス・マクガヴァン、ケネス・マクミラン、他
(1981年アメリカ)


大富豪のボンボンと妻、工場経営をする家族、黒人ピアニストと恋人、ユダヤ人画家…20世紀初頭のアメリカを舞台に、色んな人種の無関係な人々が別々に登場して、そのうち話は1本の線上に乗っかっていきます。
まさにタイトルの通りゆっくりと…。

全ての人々の考えや行動が感慨深く、それらが関係してくるにつれ映画にどんどん引き込まれていきます。
2時間36分と少し長めの作品ですが、全くその時間を感じさせません。

その筋の一番太い糸となっているのは人種差別という深刻な問題なんですが、作品内では社会的背景というより、あくまでも個人的感情の中で揺れ動きます。

なぜ彼はそこまで拘ったのか?

どんな人のどんな説得にも従わず自分の怒りを主張する一人の青年…。
『そうだ、お前は正しい!』『何をやってんだ、すぐに止めろ!』
色々な思いを持たせてくれる作品です。

監督:ハワード・ウィンターズ
出演:ブラッド・フリードマン、デヴィッド・ジョン、デリア・シェパード、 マーク・マッカレイ、他
(1992年アメリカ)


『90年代の“時計仕掛けのオレンジ”』な~んて感じで宣伝してました。
ここに出てくる不良達は、壊れてるし、残虐だし、自分本位…どーにもならん(苦笑)

狙って襲った歯医者に目ぼしいものがなかったから、と、次から次とテナントビル内を荒らして歩く不良達。
その中でもリーダー的存在の輩は完全に壊れてます。
こんなのにウロウロされた日にゃあ誰も手が出せないって感じ…。

どんな暴れん坊でも、この映画を見たら引くかもしれませんね(笑)
ラストも全く救いのない結末です。

そして企業の皆さん、若い社員の面接時には十分な御注意を…。
その理由は…見れば分ります。

監督:オキサイド・パン
出演:アンジェリカ・リー、ローレンス・チョウ、チャッチャー・ルチナーレン、キャンディ・ロー、エドムンド・チェン、他
(2001年ホンコン・タイ)


この映画の主人公は幼児の頃に失明して、大人になってから角膜移植を受けて目が見えるようになります。
でも、映画のラストにはまた失明してしまいます…。
それでもこの主人公は、再度失明してしまったことを悲しんでる様子もなく、むしろホッとしている様子。

目が見えるようになって、単に物が『見える』だけではなく、実際には見えない物まで見えてしまう…という恐怖。

よく、移植すると前の持ち主の何かが宿っている…という話が付いてまわりますが、まさにそんな話です。
更に前の持ち主は、特殊な能力を持った人だったのです。

ホラー映画なのは確かですが、怖さをメインとしていない、どちかかと言うとヒューマニズムを感じる作品です。
たまたま移植した角膜の持ち主の境遇を知り、自分とは無関係なのに巻き込まれて、またそれを果たさなければならないという使命感を持つ主人公。

なかなか見る価値がある映画だと思います。
監督:山下敦弘
出演:長塚圭史、山本浩司、尾野真千子、石川真希、他
(2004年日本)


タイトルから分る通り『つげ義春』の漫画からの映画化です。

俺はつげ漫画の大フアンなので当然原作は読みましたが、本の方はつげ義春自身の旅先での何とも不条理な空しさが魅力である一方、映画の方は2人の若者を主人公に、空しさも生かしつつコメディー風味をプラスした雰囲気です。

物静かなボケと突っ込み、っていうんでしょうか…長塚と山本のやり取りが何とも笑えます。
ほぼ原作に忠実な流れなんですが、幾つかの作品を繋げているので、映画作品としてのプラスアルファ的な登場人物やシチュエーションが加えられてます。

やはり『リアリズム』というだけあって、リアルな会話、リアルな演出が多く見受けられます。
そしてリアルな日常の中で「プッ」と吹いてしまうような滑稽さがあるんです。

日本のジャームッシュと評価された山下監督流にアレンジした、つげ漫画の世界を是非お楽しみ下さい。

監督:石井聰亙
出演:陣内孝則、大江慎也、伊勢田勇人、鶴川仁美、池畑潤二、他
(1982年日本)


出演者の中に紹介がないですが、画像(右)は完全にイッちゃってる『町田町蔵(町田康)』です(笑)
他にもパンクバンド『スターリン』や、『コント赤信号』なんかも出演。

フォーク界のパンクス、泉谷しげるが企画に一枚咬んでる作品です。
何せ全てが過激。
もし世の中の常識人である親御さん達がこの映画を見たら『うちの子には絶対にロックなんてやらせない!』…と心に決めるでしょう(苦笑)

当時の邦楽ロックフアンにとって、この映画の魅力は『ルースターズとロッカーズが合体した』というネタでした。
その合体した架空のバンド『バトル・ロッカーズ』が話の主役となってます。
そして宿敵である『マッド・スターリン』。
…と言っても、こっちの方は、まんまスターリンなんですけどね(笑)

何せ、矛先構わずグッチャグチャに展開していくバトルとカッコイイ音楽が見事に融合して、若い連中に悪(わる)のカッコ良さ、ロックのダーティー加減を植え付けるという印象です。

カメラが回ると過激に振る舞い、実は裏じゃ礼儀正しいバンドマン…な~んて常識を、一発で覆してくれます(笑)

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