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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:マイケル・リンゼイ・ホッグ
出演:ビートルズ、他
(1970年イギリス)


実はこの映画、字幕付きは中学時代に映画館で見た時の1度だけで、それ以来は字幕のないものしか見ていません。
もちろん現在所有しているものも字幕なしです(泣)

この作品は、人前でライブをしなくなった後期ビートルズの、セッションやレコーディング風景を見る事ができる貴重な映像です。
字幕がなくても窺える当時のバンド内の思わしくない雰囲気が何ともはや…。
リンゴに自曲を歌って聴かせるジョージの姿…その曲が実際バンド・セッションになった時のジョンやポールの気の抜け具合…ジョンに影のように付いて歩くヨーコ…それを冷たい視線で見るポール…。

何とも見たくなかった部分を見せられてるような感もありますが、何せビートルズの音作りの全貌や素顔が見れるという意味で偉大な作品だと思います。

(この作品のDVDやビデオは入手困難の模様です)
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監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:ドナルド・サザーランド、サンドラ・エレーン・アレン、マルガレート・クレメンティ、カルメン・スカルピッタ、他
(1976年イタリア)


18世紀ヨーロッパで歴史上有名な好色男、ジャコモ・カサノバ。
その悲痛なまでの女性遍歴と当時の宮廷生活を描いた“回想録”というカサノバ自身による作品を元に、フェデリコ・フェリーニが脚本を書いて監督した作品です。

煌びやかなセットと、ドギツいメイク…まるでピエロのようなカサノバを、名優ドナルド・サザーランドが物悲く演じています。
毎度の事ながら、視界に入るもの、耳に入るもの、全てのバランスが絶妙なフェリーニ・マジックが起こってます。

見所は…まあ全てと言っても過言ではないですが、カサノバがメカ・セックスをするシーンでしょうか。
このサザーランドの演技はホントに凄い!
開いた口が塞がりません(良い意味で)

どんなジャンルの映画を好む人でも、映画好きであれば釘付けになるはずですっ。
監督:カーティス・ハンソン
出演:アナベラ・シオラ、レベッカ・デモーネイ、マット・マッコイ、他
(1991年アメリカ)


大概サイコ・サスペンスの殺人者の過去ってのは“おいおい、そんな事ってあるの?”…っていう、どう考えてもフィクションってパターンが多いですが、この作品の場合は“実際に有り得そうな恐怖”があれます。
何せ主要となるネタが“裁判”“自殺”“流産”“家政婦”“喘息”…と表向きは微妙に地味だし、TVをつけたらニュースでやってそうな内容だし、よくよく考えるとどっちが被害者なんだろう?…という感もあります。

そして“女性が女性を的にした復讐劇”という、これまたとんでもなく恐いシチュエーション…(苦笑)
男性からして見れば「うわっ、女って恐い!」と感じそうな上に“たぶん女性なら誰もが「自分もこうなったらやるかもしれない。」と言うのかなぁ?”と思えてしまうという、とてつもない恐怖…。

美しいサイコキラーに狙われる可愛らしい妻と、全く頼りにならない夫…。
世の男性諸君には是非、この映画を見てビビリまくってもらいたいところです(笑)
監督:ケン・ラッセル
出演:グレンダ・ジャクソン、ストラトフォード・ジョーンズ、ニコラス・グレイス、イモージェン・ミラ・スコット、ダグラス・ホッジ、他
(1987年アメリカ)


ヴィクトリア朝時代、イギリス文学作家のオスカー・ワイルドは戯曲“サロメ”を発表したのですが、スキャンダラスな内容のために上演禁止処分を受けてしまいます。
そこで、ワイルドを励ます為に仲間達が立ち上がり、男娼館でひっそりと上演する…という設定です。

場末の館で行なう舞台なので、当然出演者は寄せ集め。
せいぜいヘロデヤ王妃役がワイルドの友人であるプロの女優ってぐらいなもので、あとは館の主人から使用人、ワイルドの恋人等で構成された配役です。
そして何と戯曲中の主役であるサロメ役が、使用人の中でも一番地味なメイドの女の子…という具合。

…ところが!
戯曲が始まると状況は一変…という展開です。
見てるうちに「あれぇ?」「…で、どうなる?」「うわっ。」…ってな具合に、どんどん映画に吸い込まれていきます。
絶対に面白いのは確かなんですが、何とも不思議な作品です(笑)

そして劇中の“7枚のベールの踊り”をよ~く見ていてください。
素敵ないたずらに気が付くはずです…。
監督:キム・ジウン
出演:パク・イナン、ナ・ムニ、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、コ・ホギョン、イ・ユンソン、他
(1998年韓国)


韓国映画ってのは滅多に見ないんですが、レンタル落ちの販売ビデオを漁ってる時に、パッケージの奇怪な表紙と200円という安さで購入したところ、見事に“当り”だった作品です(笑)
本国で“コミック残酷劇”というキャッチフレーズが付けられただけに、残酷でありながら笑いの要素満載。

とある家族の大黒柱が会社を解雇され、皆で山奥のペンション経営を始めるところから話が始まります。
…大概このテの設定で“ホラー”というカテゴリーになると、その家族が泊り客を次々と殺して行く…という流れになりそうなものですが、当作品の場合はちょいと違います。
その家族の子供達は多少間抜け揃いではありますが、とりあえずフツーにペンションを運営していく姿勢なのです。
しかし何故か身の回りに死体が増えて行き、その度に大騒ぎ!
そして仕舞いには、にっちもさっちもいかない状況に…。

韓国特有の“熱いキャラ”ってんですかね、ボケもツッコミもハイテンションのドタバタ具合が何とも笑えます。
監督:オリヴァー・ヘルマン
出演:ジュリエット・ミルズ、ガブリエル・ラヴィア、リチャード・ジョンソン、他
(1973年イタリア)


話題のヒット作やブームがあると、すぐに便乗して酷似な映画を企画してしまう名プロデューサー(?)、オヴィディオ・G・アソニティス製作の作品です。
これは“エクソシスト”公開時の作品で、内容としては“エクソシスト+ローズマリーの赤ちゃん+グロ&下品”…って感じでしょうか(笑)

エクソシストは、とっても可愛らしい子役のリンダ・ブレアが悪魔に呪われて恐ろしい形相になり、ゲロを撒き散らしていたわけですが、この作品では美人で気品があるジュリエット・ミルズという女優さんが、発狂し、もの凄い形相でゲロを吐き、更にそのゲロを食べちゃいます。
エクソシストのリンダ・ブレアの場合は“こんな可愛らしい女の子が!”…という悲壮感が漂いましたが、本作品のジュリエット・ミルズの方は“おいおい、ここまでやるか?”…てな具合です(苦笑)

シリアスなホラーでゾクゾクしたい方には“エクソシスト”を…
ゲロゲロなホラーで苦笑いしたい方には“デアボリカ”を…(笑)
監督:マーク・ライデル
出演:ベット・ミドラー、アラン・ベイツ、フレデリック・フォレスト、ハリー・ディーン・スタントン、他
(1979年アメリカ)


主人公の女性シンガー、ローズのモデルがジャニス・ジョプリンとの事なんで正式なカテゴリーは“伝記”という事になるんでしょうが…良い音楽と、何せベット・ミドラーのボーカルが素晴らしい事から“音楽”とさせていただきました。
もちろん反体制の空気に満ちた60年代のアメリカが舞台のロック映画となれば、設定もストーリーも十分満足できる作品となってます。

アメリカのビッグ・ボーカリストと言えば、金は唸るほどあるものの、ハードなツアーに耐える為に麻薬や酒に手を出し、生活が荒んで行く…という流れですよね。

音楽は何でも大好きで、カントリー・ミュージックをもR&Bのリズムでシャウトしてしまうローズですが、何せ“セックス、ドラッグ、ロックンロール!”を前面に出して生きているロックボーカリストは伝統的なミュージシャンには煙たがられます。
人気者なだけにワガママで、元々の性格も気性が激しいが為に人間関係も上手くいかず、より一層ドラッグ&アルコールに溺れて行きます。

素晴らしいボーカリストでありながら、人としてはどこかが欠落していたのであろうジャニスの姿をローズというボーカリストにデフォルメして、ベット・ミドラーが見事に演じています。
最低女の最期のステージが、何とも悲しく、切ないです…。
監督:アレックス・コックス
出演:ゲイリー・オールドマン、クロエ・ウェブ、ドリュー・スコフィールド、トニー・ロンドン、ペリー・ベンソン、デイヴィッド・ヘイマン、他
(1986年イギリス)


今や世界的な名優となったゲイリー・オールドマンがシド・ヴィシャス役を演じている上に、記念すべきメジャーデビュー作でもあります。

シド・ヴィシャスとは、ブリティッシュ・パンク・ロックの元祖であるバンド、セックス・ピストルズの二代目ベーシストです。
パンク・ロックは“単なる不良”“技量よりファッション”“非ミュージシャン”というスタンスであり、初代ベーシストのグレン・マトロックは「ポール・マッカートニーが好き。」という発言をしたが為にクビになってます。
そして、ピストルズのフアンとしてライブ会場に出入りしてた街の荒くれ者、シド・ヴィシャスを後任に向かえたわけです。

ステージ上で殆ど真面目にベースを弾く事はなく、自分の身体に傷を付けて血まみれになりながら客に向って楽器を振り回す。
アメリカから来た最悪の女ナンシーにそそのかされ、麻薬に溺れ、最終的には21歳という若さでこの世を去った真のパンクスのリアルな姿を、ゲイリー・オールドマンが持ち味であるキャラクターと素晴らしい演技力で表現しています。
監督:フィリップ・カウフマン
出演:ドナルド・サザーランド、ブルック・アダムス、レナード・ニモイ、
ジェフ・ゴールドブラム、ヴェロニカ・カートライト、他
(1978年アメリカ)


この作品、何がイイかって出てる役者が俺の好きな人ばっかなんです(笑)
…いや、ただそれだけって訳じゃないんですが。
しかし見る前に、あまりにツボにハマる出演者揃いなので、何気に企画モノのオチャラケ映画かも?…と予想したのは確かです。
これで監督がジョン・ランディスだってなら別ですが、あのフィリップ・カウフマンですから…そんなにオバカな映画を撮るとは思えない…(笑)

“ボディ・スナッチャー”関連作品は時代の流れで“旧”“中”“新”とありますが、これは“中”です。
とても真面目に撮ってるし、役者達の演技も素晴らしいです。
(そんな事わざわざ書く必要もないとは思うけど…苦笑)

…にしても、個性派俳優が集合してるだけに各キャラも個性的だし、行動もマニアックだったりします。
ブルック・アダムスが目玉の芸を披露したり、ドナルド・サザーランドが中華料理を作ったり…。
中でも最高に個性的なのがジェフ・ゴールドブラムです。
フィリップ・カウフマンの作品では常に摩訶不思議なキャラで登場する人ですが、ちょっとイッちゃってる役をやらせたらホント見事ですっ。

…あっ…っていうか、SF作品の紹介でしたっ…すいません(汗)
いや、ちゃんとしたSF作品ですよ、ええ。
間違いないです!
監督:ロバート・ハーモン
出演:C・トーマス・ハウエル、ルトガー・ハウアー、ジェニファー・ジェイソン・リー、他
(1986年アメリカ)


道行く車をヒッチハイクし、無差別殺人を繰り返すという恐ろしい内容です。
この作品の公開後、アメリカでヒッチハイかーが乗せてもらい難くなった…なんて話も…。
確かに、見ず知らずの人間を車という密室に乗せるなんて、何が起こるか分からない危険な話ですよね~。

間一髪で殺されずに済んだ為に犯人に狙われる事になる悲劇の主人公を好演したC・トーマス・ハウエルと、不気味にニヤつきつつ冷酷に人を殺しながら主人公をストーキングする犯人のルトガー・ハウアーの奇妙な絡みがとてもスリリングで、どんどん映画の世界に引きずり込まれます。
主人公と少々ロマンチックな関係になる少女役のジェニファー・ジェイソン・リーも、あまりに初々しく演じているだけに悲壮なヒロイン、という印象を受けます。

ダラダラとした部分は全くなく、次から次へと起こる恐怖にドキドキし通しの作品です。
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