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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:スタンリー・キューブリック
原作:スティーブン・キング
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル、ダニーロイド他
(1980年アメリカ)


1980年当時、何だったか忘れたけど映画を見に行った時、この作品の予告が流れたんです。
エレベーターの隙間から血が流れ始め、延々流れ出て画面全てが血の海になり“THE SHINING”という文字が浮かぶというだけの予告…。
何とも不思議でありながら凄まじく恐怖を感じさせる映像でした。

作家の巨匠スティーブン・キングはキューブリックが御嫌いなようで“2001年宇宙の旅”をボロカスに貶したらしいんですが、何とこの作品はキング原作であります。
この作品が存在するという事は、映画化を許可したという事です。
嫌いなはずのキューブリックの申請を何故か承諾、案の定映画の評価はボロカスだったらしいです(苦笑)


おおよその筋は…少々精神的に弱い作家とその妻が、シャイニング(予知能力)を持つ幼少の息子を連れて、冬季に期間閉鎖するホテルの管理業務を兼ねて住み込みます。
しかしそのホテルには何かが潜んでいました。
ホテルと父親の異常に気付く息子、どんどん精神が壊れていく作家、そして夫の異常な行動に怯え逃げ惑う妻。

妻役のシェリー・デュバルはジャック・ニコルソンの余りの迫真の演技に泣き叫び過ぎて、撮影中貧血で何度も体調を崩したり、クランクアップから数ヶ月もの間涙が出なかったりという異常な体験をしたとか。

何せ、ジャック・ニコルソンが恐い!…ホテルが恐い!
いくらスティーブン・キングが貶そうとも、上級の作品だと思います。
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監督:ジョン・セイルズ
出演:ジョー・モートン、ダリル・エドワーズ、スティーブ・ジェームス他
(1984年アメリカ)


容姿が地球の黒人とソックリな宇宙人が、奴隷となっていた星から逃亡して地球に不時着、ハーレムに迷い込む…という、これまたスットボケた設定の作品です。

その宇宙人は言葉は一切喋れなく、誰に何を聞かれても無言のままで周囲は頭を抱えてします。
当然名前も言えないので、見掛けが黒人で場所がハーレムなだけに、皆は勝手にその宇宙人を“ブラザー”と呼び始めます。

地球人とのふれあい、黒人女性への恋、何ともトボケた追っ手達からの逃亡等、個性派俳優ジョー・モートンがセリフ一切無しで、皆に好かれる愛嬌のあるキャラクターを絶妙に演じてます。
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ガイ・ピアース、キャリー・アン・モスほか
(2000年/アメリカ)


最近(…でもないけど)見た作品の中で、面白かった1本です。

この映画は、オープニングが話の終点となります。
…というのは、話がどんどん過去に進んでいくからです。
なのでこの映画のラストが、この話の起点、となります。

実はこの映画の主人公は、ある事がキッカケで記憶が10分しか保てなくなっているんです。
10分毎に記憶がリセットされ、自分がいる場所、自分がしていた事、自分がしようとしてる事、目の前にいる人間を思い出す必要があるんです。
…っていうか思い出すのが不可能なので、あっちこっちにメモしたりポラロイドカメラで撮影したりしながら、その都度学習していかなければならないんです。

「あれ…ここはどこだ?」
「俺、何してたんだっけ?」
「俺の目の前にいる奴は誰だ?」…常にこのパターン。

しかしこの作品、こんな混乱するようなストーリーを、テンポの良い見事な演出と編集で見る者を惹き付けます。
“過去に何があったんだ?”…という流れを“次は何が起こるんだ?”…という感覚に変換してしまう、新しい趣向の作品だと思います。
監督・出演:アレハンドロ・ホドロフスキー
(1970年アメリカ=メキシコ)
エルトポ

好きな人は大好き、嫌いな人は大嫌い…という、所謂カルト映画です。

初興行時には配給会社に尽く蹴られ、結局は場末のミニシアターでの上映だったらしいんですが、そこにミック・ジャガー、アンディー・ウォーホル、ジョン・レノン夫妻等が足を運んでいて、興行を続ける為にジョン・レノンが興行権を高額で買い取ったらしいです。
そしてその後に“もしフェリーニが西部劇を、クロサワがキリスト映画を撮ったらこうなったであろう”と絶賛される事になります。
国内では寺山修二氏が絶賛し、広めたらしいですね。

この内容を文章で表現するのは非常に困難なのですが、ネタバレを避けたいだけに調度良いかな…と(笑)
簡単に言えば、冷酷で卑怯な主人公が人として変化していく様が窺える作品…って感じ。
残酷なシーンやフリークスの出演等、キッチュ感覚満点で、どうしてもそっち系が目立ってしまうんですが、実はその真意は深いものがあり、色々と考えさせられる内容です。

見た事がなくて、興味のある方は是非。
ただ、見た後気分がどうなるかは保障し兼ねますが…(笑)
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