忍者ブログ
好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

監督:マリオ・バーヴァ
出演:ダリア・ニコロディ、ジョン・シュタイナー、デビッド・コリン・Jr、他
(1977年イタリア)


イタリアン・ホラーの巨匠、マリオ・バーヴァ監督の遺作となった作品です。
めっちゃ評判が悪いこの作品…俺は何気に好きです(笑)

“子供がオカシい”…“子供の様子が変”…って感じのシチュエーション、けっこうドキドキするんですよ。
ましてや“子供が恐い”となると、もう釘付けです。
変な子供に大人達が狂わされていく光景は、個人的に凄くホラーを感じるんですよ。

質の高いSFXや、CGなどを用いた高度な演出を期待するのは避けるべきですが(苦笑)、恐さでは上位に評価したい作品です。
PR
監督:ガイ・リッチー
出演:ニック・モラン、ジェイソン・ステイサム、ジェイソン・フレミング、デクスター・フレッチャー、スティング、他
(1988年イギリス)


特に取り得のなく夢物語みたいな欲ばかり抱き馬鹿ばかりやってるチャラ男達が、偶然にピンチを切り抜け、物事がトントン拍子に上手く進むのだが…けっきょくは馬鹿は馬鹿、チャンチャン。
…みたいな話です(笑)
カテゴリーとしては、サスペンスじゃないし、コメディーってほどじゃないし、まあドタバタしてるから、アクションかな…と。

CMやMPV等で活躍していたガイ・リッチーの初長編映画。
何せテンポが良くて見ててスカッとします。
出演者達もそれぞれイイ味出してます。
スティングもしぶいっすよ~。
監督:トッド・ヘインズ
出演:ユアン・マクレガー、ジョナサン・リース・マイヤーズ、他
(1998年イギリス)


モッズからサイケ、そして訪れたグラム・ロック・ムーブメント。
70年代の中の短い間ではありましたが、カラフルで強い印象を残してますよね。
ザ・フー等に絡めたモッズ系の青春映画、ピンク・フロイド等に絡めたサイケ系の青春映画…で、後のハードロックやパンク系のもの。
そしてこの作品は、限りなくデビッド・ボウイ的な若者を主人公とするグラム系の青春映画といえるでしょう。

イギー・ポップ、ロキシー・ミュージック、ニューヨーク・ドールズ等を思わせる人物達が登場し、広くも短かかったグラム族の陽の部分から陰の部分まで存分に楽しめる作品となってます。
カルチャー・ショックをスタンスとした日常とステージ…両性とも思えるラブ&ピースぶり…。
確かにこの世界は異常であり、もし長く続けば大変な世の中になってたかもしれません(笑)

ボウイの一部フアンにはかなり悪評だったようですが、その時代の若者達やロックの流れを客観的に楽しみたいなら見応えのある作品だと思います。
監督:デビッド・クローネンバーグ
出演:ジェームズ・ウッズ、ソーニャ・スミッツ、デボラ・ハリー、他
(1982年カナダ)


デビッド・クローネンバーグの出世作ともなった、お得意の幻覚系ムービーです。
いちいちグロいし、奇妙な気分になる作品。

テレビに映ったものって「何だこりゃ?」と思ったら、ついつい見ちゃいますよね。
そんで、それがまたビックリするような内容だったら、完璧に釘付けですよね。
…でも、それを見る事によって精神にも肉体にも異常が起きていたら…。
…にしても恐いものナントカで、見続けてしまうかもしれません。

計画的に作られた麻薬のような映像…。
主人公は、それを紐解いていくうちに自ら破滅に向っていきます。
もうこれはサブリミナルなんてもんじゃありません。
何たって、人の身体までもが変異してしまうんですから。
監督:ジュリー・テイモア
出演:サルマ・ハエック、アルフレッド・モリーナ、ロジャー・リース、パトリシア・レイス・スピンドラ、ミア・マエストロ、他
(2002年アメリカ)


メキシコの女性画家、フリーダ・カーロの生涯を描いた作品です。
何が凄いって、フリーダ役のサルマ・ハエックが自画像の本人とソックリなのにビックリ仰天です(笑)

俺自身、フリーダ・カーロについて詳しいわけではないのですが、豆知識的に知っていた印象とピッタリでした。
やはりかなりの変人…っていうか、普通の人はついていけないキャラですよ、ええ。
まあその辺は作品を見て頂ければ分かると思います。

そして個人的に注目した点は、途中途中フリーダの作品と現実が交差する演出があるんですが、それがとってもケン・ラッセルっぽいんです。
まるで夢をそのまま映像にしたような雰囲気が素晴らしい!
監督:ジャン・ジャック・ベネックス
出演:ウイルヘルメニア・フェルナンデス、フレデリック・アンドレイ、リシャール・ボーランジェ、チュイ・アン・リュー、他
(1981年フランス)


レコーディングしない歌手の歌声を無断でテープに録音した青年…。
ある組織の極秘事項が録られたテープを探す組織と警察…。
唯一の共通点は“テープ”なんですが、その無関係のテープ2本が偶然にも繋がってしまう、という話です。

人が殺されたり狙われたりのサスペンス映画なんですが、鮮やか映像や演出が、その恐怖を忘れさせる感があります。
セットや演出のセンスの良さ、歌姫(ディーヴァ)の美しい歌声、そしてラストシーンのロマンチック具合が、何とも言えずムーディーです。

色々な流れを汲んでいるだけに、誰が見ても楽しめる作品かと思います。
監督:ミシェル・ドヴィル
出演:ミュウ・ミュウ、マリア・カザレス、クリスチャン・リュッシュ、他
(1989年フランス)


俺はあまり読書をする方ではないんですが、この映画のように、美しい女性に朗読してもらえるなら嬉しいかもしれません(笑)

事の始まりは、妻が夫に“読書する女”という本を読んで聞かせるシーン。
そして映画は突如として、その本の中の世界に入ります。
内容はまさに“読書する女”…というか“読書を助ける仕事をする事”…ってんでしょうか、客に本を朗読してあげる女性の話になります。
そのお客というのが、これまた個性的なキャラクターが揃っていて楽しいんです。
ただ朗読をさせるだけではなく、常にオカシな事を要求します。
…で、朗読する側の女性もアッケラカンとしたもので、さほど悩みもせず“朗読の為”と、ある程度の要求に応えます。
さすがフランス…と思えるような、日本人にはない感覚が漂う内容なんですが、何せ主人公も他の人々もどこか可愛らしく、好感が持てます。

この映画を深く見て考えさせられるのか、単に楽しく見て癒されるのか…まあ自由に受け取れる作品なんですが、俺としては“読書かぁ…してみるかなぁ~”と、不覚にも思ってしまった(笑)作品です。


(※この作品現在DVD化されてないようで入手は困難なようです)
監督:ルイス・ブニュエル
出演: ロラン・テルジェフ、ポール・フランクール、他
(1968年フランス・イタリア)


この作品を“コメディー”という括りにすると、ブニュエルフアンに怒られちゃいそうですが…(苦笑)
俺としては最高に笑える映画なので、あしからず。

実はこの作品が、ブニュエルとの出会いでした。
見た印象は“ビートたけしのコント”って感じ、ですか(笑)
(またこんな事書いたら怒られそう)

あらゆる映画評を読むと凄く難しい事が書かれてるんですが、俺の脳内には哲学というものが皆無なので、素っ頓狂な演出で大笑いする他ないのです。
…で、この演出の面白さに影響を受けてると窺わせる他の監督の作品も多々あります。
そんな演出がブニュエルの作品全体に言える事なんですが、この作品は内容がゆるいだけに一層演出が際立つんですよ。

突然現れる突飛なシーンや、有り得ない進行状況が続々と出てきて“次は何だ?”という期待で釘付けになる事受け合いです。
“S&M”を初めて映画に登場させた事でも話題になったようです。
監督:デビッド・リンチ
出演:ジャック・ナンス、シャーロット・スチュアート、他
(1977年アメリカ)


白黒のホラー映画って、妙に不気味なんですよね。
何気にリアル感があるってんでしょうか…粗が隠れるせいもあるのかな?
奇才デビッド・リンチが自費で5年もの歳月をかけて仕上げたという長編映画デビュー作である本作品も、そんな印象が残ります。
現実に目の前にあるホラーと、悪夢により生まれたホラーが交差し、見る者を不思議な世界に運んでくれる、世にも奇妙な映画です。

話の内容は不条理で物悲しく…主人公のヘンリーなんて可哀想で仕方ないですよ、ええ。
またこのヘンリー役のジャック・ナンスって役者の表情が、情けなさが滲み出てるんですよね~(苦笑)
もちろんヘンリー君もそうだったんでしょうが、夜な夜な喚く赤ん坊の泣き声が、映画を見終えた後も耳から離れません…ホント、生んだ彼女に責任とってほしいぐらいですよ、ええ。
監督:大林宣彦
出演:風間杜夫、秋吉久美子、片岡鶴太郎、永島敏行、名取裕子、他
(1988年日本)


山田太一原作の作品を市川森一が脚色し、大林宣彦の監督で映画化…という一応“巨匠揃い”の作品です。

公開当時俺はは20代になったばかりだったんですが、この作品を見た印象は“名取裕子が余計だなぁ~、雰囲気ぶち壊し…”って感じでした。
…しかし、ある程度歳を取ってから再度見てみると…“実はこの作品にとって重要な役割なのかもしれない”と思い始めたのです。
まあこんな事を書いても、この映画を見てない人には何の事やらさっぱりでしょうが、見た人には何となく分かってもらえるのではないかな?…と。

超常現象のような設定をヒューマンドラマにしてしまう流れは個人的に好みなので、若い頃はその流れのまま見たかった感があったんでしょうが、今となると主人公の挙動や作品の狙いが多少は理解できるようになり、普通に楽しめるようになった、って事でしょうか。

それにしても風間杜夫は良いです。
どこかオドオドした感じとか、変質っぽい雰囲気が(笑)
最新コメント
[07/31 盆造(´ー`)y━・~~~]
[07/22 どん兵衛]
[05/02 盆造(´ー`)y━・~~~]
[05/01 stella]
[04/23 盆造(´ー`)y━・~~~]
最新トラックバック
Template by MY HEALING ☆彡
忍者ブログ [PR]