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好きな映画を自分勝手に紹介します。 コメント欄でネタバレをする事があるので御注意下さい。
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監督:ロイド・カウフマン、マイケル・ハーツ
出演:リック・ジアナシー、スーザン・バイアン、ビル・ウィーディン、他
(1990年アメリカ)


あの“毒々モンスター”シリーズのカウフマン&ハーツが監督した作品で、
エグゼクティブプロデューサーには中村雅哉(助太刀屋助六、沙羅双樹、他)も名を連ねてます。

言ってみれば“悪ノリ満載のドタバタアクション映画”…でしょうか(笑)

この作品の魅力は…まあ見てもらうのが一番良いと思うんですが、欧米人の目には和の世界がこんなにグロく映ってるんでしょうかねぇ?
不気味な神がかり具合と、全ての見た目も気味悪いです(笑)
でも、それがまたイイ具合に作品の魅力を引き立たせてるんです。

そしてカウフマン&ハーツの特徴となる、B級な演出とチープなセット&メイクが素晴らしいっ。
このソフトのパッケージには関根勤の「一食抜いても絶対見るべし!」というコメントがありますが、まさにこれを見るとメシが食えなくなりますよ…(苦笑)

何せこれを見た後は「カブゥ~キマ~ン、サ~ンジョッ」というセリフが暫く脳裏から離れません(笑)
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監督:大林宣彦
出演:池上季実子、笹沢左保、鰐淵晴子、南田洋子、他
(1977年日本)


あの名監督、岡本喜八の御蔭で生まれた、と言っても過言ではない(?)大林監督のファンタジー・キッチュ・ホラー(何だよこの括り…笑)。

結局、目立ったヒット作品が出ない低迷の時期の東宝…何か打開策はないか?…って時に、岡本監督が
「我々が映画を作っても、ヒットしない。ここは、外部の人にやらせて、どれだけのものができるかを知ろうではないか」
…と、東宝陣を説得し、大林宣彦が抜擢された一品です。

大林監督がホラー撮ると、何とも漫画チックで楽しめます。
現実味を一切排除したような“映画の世界だから出来る”的なスタンス。

オカルトやホラーの世界って“起こり得る怖さ”で客を震え上がらせていましたが、この作品は“あくまでも映画です”という世界。
『首が切られて転がる→キャ~ッ!→その生首が浮き上がり、喋り始める→…えっ?→何とその生首、女の子の尻をガブリッ→何だこりゃっ!』…みたいな(笑)

しかし話のスジは、あくまでもホラー。
道は外れてませんよ、ええ。
色んな意味で楽しめる作品です。
監督:室賀厚
出演:小沢仁志、小沢和義、宇梶剛士、他
(1996年日本)


元松竹社長の奥山融の実息子であり、突飛な発想から優秀な映画監督にチャンスを与えてきた名プロデューサー、奥山和由が製作に携わり、超激安製作体制という条件下で作り上げた作品。

監督である室賀厚は、母校である明治大学映画研究会の有志を現場スタッフに参加させ、撮影をフィリピンロケにして主要スタッフや俳優以外はフィリピンの現地スタッフにして人件費を圧縮し、音響機材の経費をケチる為にオールアフレコにするなどし、浮いた経費は映画の最大の売りであるガンアクションに集中投下したという意欲作です。

それだけにこの作品、銃を撃つこと撃つこと…(笑)
話の筋の前半も終わらぬ頃から凄まじい銃撃戦の嵐です。
しかしその中に、主人公の悲劇の運命、仲間同士の小競り合いや友情、裏切り等、なかなか考えられてる作品に思います。

個人的には、若き宇梶剛士のキャラが奇妙で気に入ってます(笑)
監督:レック・コワルスキー
出演:セックス・ピストルズ、クラッシュ、ジェネレーションX、他
(1981年アメリカ)


'78年に行われたセックス・ピストルズのアメリカツアーを中心に、当時のパンクロック事情をゲリラ的に多方面から取材したドキュメンタリー映画です。
登場するパンクスは、イギー・ポップ、セックス・ピストルズ、X-レイ・スペックス、リッチ・キッズ、ジェネレーションX、シャム69、ザ・デッド・ボーイズ、ザ・クラッシュ…と、パンク好きならヨダレものですよ、ええ。

この作品の特筆すべきところは、パンクロックそのものだけではなく、バンド周辺に群がる観客、コンサートのプロモーター、自らバンドを組んでパンクを目指そうとする若者たち、反パンクの良識派、等、パンク・ムーブメントという社会現象を広範囲から見つめているという事でしょう。
パンクを知らぬ人でも、これを見れば一目瞭然!って感じです。

そして見所は、シド・ヴィシャスとナンシー・スパンゲンのロング・インタビュー。
麻薬と酒でレロレロのヨレヨレになっているシドが、カメラの前で突然いびきをかいて眠りこけてしまう…という何とも痛ましい姿が映し出されます。

ロックの歴史の一部を紐解く、一見に然りの作品ですっ。
監督:デヴィッド・リンチ
出演:ジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス、他
(1980年アメリカ)


19世紀のイギリスで“エレファントマン”と呼ばれた青年、ジョゼフ・メリックの半生を描いた作品。

日本公開当時のテレビCMは、まるでホラー映画かと思わせるような惨憺たる編集で今思えば苦笑いしてしまうのですが、この映画はホラーでもオカルトでもなく、一種独特な人間模様を心に刻む伝記映画です。
一度諦めた人生を再度思い直し、自分を曝け出そうとする姿が、素晴らしく、そして悲しみに満ちた感動を呼びます。

何て事ない日常の難しさ、普通に行動する事の難しさ…。
「私は人間だ、動物じゃない」
この言葉が、心に染みます。

監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン、ジム・ケリー、他
(1973年アメリカ・香港)


何せこの作品には、物凄い戦慄が漂ってます。

その要因は、撮影に参加しているエキストラたちは辺りにいたチンピラやヤクザを集めて撮影されたから、とも思われます。
撮影時、ブルース・リーにリアルで決闘を申し込む者も出るなど、とんでもない状況だったと言います。
まあ、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのリーに誰も適うわけはなく、最後には皆、リーに服従していたという話ですが…(笑)

とにかくこの作品は、ブルース・リーの魅力が存分に味わえます。
ヌンチャクのパフォーマンスや、有名な「アチョー」という奇声など、ブルース・リー最期の作品にふさわしいものかと思います。
監督:トビー・フーパー
出演:スティーヴ・レイルズバック、マチルダ・メイ、ピーター・ファース、他
(1985年イギリス)



トビー・フーパーの作品って、実はこれしか見た事がないんです…。
けっこう名作といわれてるものが多いんですけどね~(あくまでもマニア向けですが…笑)
…で、何故にこの作品だけ見たのか、というと…単にマチルダ・メイのフアンなだけで、これと言って他に理由はありません(汗)

とりあえず“宇宙人が地球人の精気を吸い取る”的なSF作品は好きなんですよね。
前に紹介した“ボディー・スナッチャー”みたいなのとか。
何せ、惑星侵略となれば一番宇宙人っぽい方法のような気がするんです。
UFOが沢山現れてドンパチやるより、その方が何気に現実味があってゾクソゾクするんですよね。

特に宇宙人がマチルダメイだし…たまりません(笑)

監督:ルイ・マル
出演:モーリス・ロネ、ジョルジュ・プージュリー、他
(1957年フランス)


有名過ぎる名作なので、紹介の必要はないとも思います…(苦笑)

やはり悪い事って、できませんよね…。
キレイに縫った服も、そのうち糸が解れるものです。
完璧なはずだったのに…ねぇ。
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:リュディガー・フォーグラー、ハンナ・シグラ、ハンス・クリスティ、アン・ブレヒ、ナスターシャ・キンスキー、リザ・クロイツァー、他
(1975年西ドイツ)


数年前、テレビに出ていた誰かが「最近の若者は“自分探し”なんて事を言って旅に出るが、そんなもの探したって見つかるわけがない。旅ってのは“自分を捨てに”行くものだ。」…と言ってました。
それを聞いて俺は何となく納得したんです。

何故に納得出来たのか?

…で、後で気付いたんです。
「あーそうか、ヴェンダースの“まわり道”を見たからだ…。」と。

本当の自分が何なのか?…なんて事を考えてると、どんどん自意識過剰になるばかりで他人が見えなくなり、そのうち全てを否定したくなる。
この作品の主人公である青年が、それを教えてくれたんです。

まあ肯否両論あると思いますが…俺は納得しましたよ、ええ。
監督:滝田洋二郎
出演:鹿賀丈史、桃井かおり、岩崎ひろみ、伊崎充則、他
(1988年日本)


ロマンポルノを撮っていた監督って、けっこうマニアックな部分があったりアナーキーだったり…。
この滝田監督についても、個人的には面白いなぁと思う1人です。

普通じゃない家族、それに疑問を感じる息子、愛の手を差し伸べようとする親族…。
何かアリガチなパターンっぽいんですが、この作品の主たるテーマがマニアック加減満開なんです。

映画が進むにつれ、その家族の異常さが、これでもか!ってぐらい押し寄せます。
しかし「こんな事ありえねぇ!」と蹴りつつも…「ひょっとして、ありかも…。」と思わせる。
よくぞここまで緻密なアイデアを考えるもんだ、と感心するほどです。

全てにおいての大袈裟な演出、全てのキャストの個性的な怪演、全てに纏わりつく作品のテーマ…。
見終えて少々疲労感が残るほど見入ってしまいました。
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